第一電波工業株式会社のブースでは、3.5~30MHzをフルカバーしながらもエレメント長は2.85mという、コンパクトなモータードライブ式のV型ダイポール・HFV330や、カラフルに着色されたアンテナの参考出品が注目を集めていた。
アンテナメーカーの第一電波工業は、エレメント長(コイル部分)を電動式リモコンで調整することで広範囲な周波数帯に同調させることができるという、3.5~30MHz帯のモービル用スクリュードライバーアンテナ・SD330を発売中だが、今回のハムフェアでは、その技術を応用したモータードライブ式のV型短縮ダイポールアンテナのHFV330を出品した。
周波数は3.5~30MHz、耐入力200W SSBで、エレメント長は2.85m(回転半径1.65m)、重量は5kg。付属のコントローラー、SDC2を使用して任意の周波数にマッチングを取ることができる。ちなみに3.5MHz同調時に30MHzへQSYするのに要する時間は約50秒とのこと。オープン価格だが、実売価格は20万円前後になる模様。
なおHFV330の説明動画(同社制作、アマチュア無線ショップ「CQオーム」がYouTubeで公開)は下記関連リンクから視聴可能。
さらに同社は3.5/7/14/21/28/50MHz帯のGPアンテナ・CP6の各コイル部分をブルーに着色(アルマイトブルー使用)したバージョンを参考出品。さらに144/430MHz帯のモービルホイップアンテナ3種をゴールドに着色した参考出品は、来場者が人気投票を行い、最も得票数の多かったアンテナを限定で市販する予定ということで、投票結果が気になるところである。
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