レーダー探知機やドライブレコーダー、各種通信機器の製造販売のほか、アマチュア無線機器の卸会社として知られる株式会社エフ・アール・シー(本社・東京)が、世界初のGPS搭載ワイドバンド受信機・FC-S789(価格:オープン)を発売した。2波同時受信ができるほか、GPSを利用したことで近隣の航空無線自動受信機能を実現したり、オービス(自動速度取締機)の接近警報も出せるというユニークな製品だ。
「株式会社エフ・アールー・シー」。一般の無線家には馴染みが薄いかもしれないが、日本のアマチュア無線機器やアンテナの卸販売(メーカーと直接取引をしていない、地方のショップなどに商品を供給)の大手として業界内では知られた存在だ。またレーダー探知機やドライブレコーダーなど自動車用のエレクトロニクス機器や、防犯カメラ、液晶モニターといった商品の販売も行っている。
そのエフ・アール・シーが世界初の「GPSを搭載したワイドバンド受信機」、FIRSTCOMブランド・FC-S789の発売を開始し話題となっている。同社サイトによる、おもな特徴は下記の通り。
<FC-S789のおもな特徴>
●65~1300MHz、134~470MHzの高感度受信機能
Aバンド:65~470MHz、770~1300MHz
Bバンド:134~174MHz、200~260MHz、320~470MHz
電波型式:AM/FM/WFM
●2波同時受信
異なるバンドを選んで2波同時受信が可能
●GPS内蔵
GPSを内蔵し下記動作が可能
・ドライブモードでのオービス警報
・オリジナル受信エリア登録
・LOGデータ10件まで最大120分保存(LOG取得間隔2秒)
●多彩で実用的なメモリーバンク
チャンネルメモリー:最大800ch
エリアメモリー:最大10エリアをメモリーバンクに登録可能
●ドライブモード搭載
GPS機能により、オービス警報や各種表示が行える
●USB端子を装備
LOGデータの出力が可能
●録音、再生機能
受信中の音声や、メモとしてマイク音声を録音できる
●聞きたい受信エリアを簡単受信
受信エリアをジャンル別に分けてプリセットバンクに登録済
聞きたい受信エリアを簡単に呼び出してオートサーチできる
●多彩で実用的なメモリーバンク
チャンネルメモリー:最大800ch
エリアメモリー:最大10エリアをメモリーバンクに登録可能
●おもな仕様
・電源電圧:DC9V(単4形乾電池6本)、DC12V(外部電源)
・消費電流:待機時130mA、最大200mA(DC12V時)
・周波数ステップ:5/6.25/10/12.5/20/25/50/100KHz
・メモリー数:
チャンネルメモリー 最大800チャンネル
エリアメモリー 最大10エリア
パスメモリー 最大100チャンネル
プログラムメモリー 最大10エリア
・外形寸法:62W×99.5H×39.5Dmm(突起部除く)
・本体重量:154g
GPSアンテナを内蔵したことにより、例えば空港の半径10km圏内に入った場合に、その空港の割り当て周波数をオートスキャンするといった機能も搭載。またレーダー探知機のように、GPS測位データをもとに「オービス警報」が出たり、「現在の速度」「走行距離」などが表示できるのもユニークだ。
FC-S789の詳細は下記関連リンクより。
●関連リンク:FC-S789(株式会社エフ・アールー・シー)
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