10月2日から4日まで、危機管理に関する製品・技術・サービスなどの展示会「危機管理産業展2013」が、東京都江東区の東京ビッグサイトで開催中だ。会場内にはアマチュア無線家におなじみの通信機やアンテナメーカーもブースを出展している。その模様をメーカー別に紹介しよう。まずはアルインコ株式会社から。
昨年の「危機管理産業展2012」にもブースを出展し、全国の消防本部への導入が始まったばかりの260MHz帯消防デジタル無線の受令機をいち早く展示したアルインコ株式会社だが、今回のブースでも、さまざまな新製品が展示されていた。さっそく見てみよう。
特定小電力トランシーバーの新製品、DJ-P221。54W×92H×17Dmmという薄型サイズで、単3アルカリ乾電池1本で33時間の運用が可能。交互通話中継器にも対応。通話距離重視のロングアンテナ(約16cm)を装備したLタイプと、ショートアンテナ(約7.5cm)のMタイプをラインアップ。価格は20,790円。
全国の消防救急無線は、2016年5月31日までに260MHz帯デジタル波への移行が決定している。これは2012年に発売し、各地の消防本部に納入されて好評のデジタル消防救急無線受令機、DR-XF7。頑丈さと多機能が特徴(※一般への市販は行っていない)
今回参考出品された、260MHz帯のデジタル消防救急無線受令機、DR-XF5。自治体や消防団への納入を想定したコストパフォーマンスの高い仕様。停電時にも乾電池6本を内蔵させて使用可能。260MHz帯デジタル波のほか、140MHz帯、150MHz帯、466MHz帯のアナログモードによる消防救急無線と特定小電力無線も受信可能。発売開始は2014年1月頃(※一般への市販は行わない)
今回参考出品された、260MHz帯のデジタル消防救急無線受令機(ハンディタイプ)、DJ-XF5。ニッケル水素電池で最大音量で音声を出力し続けても4時間以上の駆動が可能。さらに単3アルカリ乾電池4本でも使用可能。260MHz帯デジタル波のほか、140MHz帯、150MHz帯、466MHz帯のアナログモードによる消防救急無線と特定小電力無線も受信可能。発売開始は2013年12月頃(※一般への市販は行わない)
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