10月2日から4日まで東京ビッグサイトで開催されている「危機管理産業展2013」のリポート、第2弾は八重洲無線株式会社のブースだ。特定小電力のハンディ機と351MHz帯デジタル簡易無線登録局が相互通話できるシステムを参考出品していた。
八重洲無線株式会社は昨年に続いて「危機管理産業展」に出展。モトローラ・ソリューションズの隣にブースを構えていた。同社は消防デジタル無線受令機の展示はなく、業務無線機のラインアップと、業種別の活用提案をメインに行っていた。その中からいくつか見てみよう。
新製品として、VHF帯デジタル/アナログデュアルモード簡易無線機(免許局)を展示。ハンディタイプはVXD450V、車載タイプはVXD4500Vという型番。すでに発売されているUHF帯のデジタル/アナログデュアルモード簡易無線機(免許局)や、351MHz帯デジタル簡易無線機登録局と同一のデザインになっている。
351MHz帯のデジタル簡易無線登録局と、特定小電力トランシーバーをリンクさせる「近距離・中距離無線連動システム」を初展示。
基地局に設置したデジタル簡易無線登録局と、特定小電力トランシーバー用の屋内中継器を、新開発の「一斉通信接続ユニット」で接続。これにより“デジ簡”と“特小”があたかも同一システムのように同時通話が可能になるというもの。
八重洲無線の車載用業務無線機の多くは、内部にデータ(RS-232C)端子を装備している。これを利用し、風向風速や気温などを自動的に送信するテレメーターや、車両の動態表示システムなどのソリューションを展示していた。
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