春一番、台風、竜巻などによる強風被害は、我々アマチュア無線家にとって他人ごとではない関心事である。とくにタワーの上に多数のアンテナを上げているOMは、仕事中や睡眠中もタワーやアンテナが強風に耐えられるのか気がきではないだろう。そんな強風に必死に耐えるアンテナを撮影した世界の動画を集めた。なかにはタワーが折れる被害も発生! あなたの強風対策は万全だろうか?
世界のアマチュア無線家が、強風に耐えるアンテナを撮影した動画の数々。風の強さは画面からわかりにくいが、八木アンテナやバーチカルアンテナのしなり具合を見ると、想像をはるかに超える強風が吹いていることが見えてくる。
八木アンテナは風上に向かって振り回され、エレメントは弓なりに曲がる。映像を見ると柳のようにしなやかに風に逆らわないことが、被害を軽減するヒントになるかもしれない。逆に頑丈なタワーは強風に耐えられなくなったタイミングで、無残にも真っ二つに折れ曲がってしまったということだろう。
●クランクアップタワーに上げらた巨大な八木アンテナ。必死に耐える様子がわかる
●見晴らしいのよい丘陵地にあるEA8CEQ局(カナリア諸島)のアンテナが強風にさらされる
●OK2KJT局(チェコ)の地上高20mはあるだろうタワーが真っ二つに折れてしまった
●真横を向くほど強風でしなるバーチカルアンテナ。まさに“柳に風”の状態だ
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