全長20m(少なくとも15m以上)はあるだろうタワーの下部に、はしご状にした脚立を固定。その反対側に男1人がぶら下がり、もう1人がタワーを起こす。たったこれだけのことでタワーがいとも簡単に立ち上がっていく。広いスペースと、危険が伴う大胆さが必要だが、テコの原理を利用した目からウロコの動画がこれだ。良い子の皆さんは絶対に真似しないでね。
地上高20mクラスのタワーを建設する場合、クレーンを使ったり、1段1段ユニットを組み上げていくケースが普通だろう。移動運用などで簡易的に立ち上げるときでも、これだけタワー自体が長ければ数人がかりで引き起こしたり、車で引っ張ったり、専用の台車に積んだクランクアップタワーを利用すると思うのだが、今回の立ち上げ方は男1人の体重だけで、もう1人がタワーを起していくという大胆な方法である。改めて、小学生のとき習った“テコの原理”ってものすごいものだと感心した。何倍もの力が生まれるという、理にかなった方法だ。
しかもタワーだけでなく、アンテナ(スパイダービーム)もしっかり取り付けられている。トップの重量は相当なものと推測できる。当然、広い敷地が必要だし、一歩間違えれば危険が伴う作業なので、原理はわかっていても実際に行うとなると難しい。海外では同じくテコを利用する場合も見られるが、ほとんどがウィンチを利用して引っ張る大掛かりな作業が多い。今回の動画では作業している本人たちは手慣れたものだ。あっという間にタワーが立ち上がる様は必見だろう。
●テコの原理を利用してタワーが立ち上がる目からウロコの動画がこれだ!
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