富山、石川、福井の3県を担当する総務省北陸総合通信局はこのほど、「平成25年度上期(4~9月)電波監視の概要」を発表した。報告書は「無線局等に対する混信妨害等の申告と措置状況」「最近の妨害事例と対応状況」「不法無線局への取組状況」に分かれ、同総通のクリーンな電波利用環境の実現に向けての活動状況や取り組みがわかる。
概要書によると「不法無線局への取組状況」として、電波監視によって出現を確認した不法無線局は、延べ269局(昨年は460局)。その内訳を見ると、不法市民ラジオ13局(昨年は57局)、不法パーソナル無線20局(昨年は322局)、不法アマチュア無線82局(昨年は53局)、不法簡易無線89局(昨年は1局)、外国規格の無線機51局(昨年は17局)、その他14局(昨年は10局)だった。とくに、本年度は一般業務に使用される不法簡易無線や、日本国内では使用できない外国規格の無線機についても監視を強化しているという。また、地元警察署や海上保安署などの捜査関係機関と共同で、海上取り締まりを2回、路上取り締まりを3回実施した。
なお、北陸総通管内の事案に関する申告受付窓口として、混信妨害、および電波環境障害等の申告は、以下の窓口で受付を行っていると紹介している。
●北陸総合通信局無線通信部監視調査課
電話:076-233-4441
(受付時間は、土曜日、日曜日、祝日を除く8時30分から17時まで)
●関連リンク: 北陸総合通信局 北陸管内における平成25年度上期電波監視の概要
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