株式会社JVCケンウッドは、4値FSKデジタル変調方式に対応した車載型簡易無線機「TCM-D244CR」「TCM-D244GCR(GPS内蔵)」の2モデルを2014年1月下旬より、また360MHz帯、150MHz帯のデジタル対応一般業務用無線機および簡易無線機4モデルを2014年3月下旬より発売することを発表した。
JVCケンウッドは従来より「ケンウッド」ブランドで業務無線機の発売を行っている。特に最近では、放送事業用のVHF帯新無線規格(ARIB STD-B54)に準拠した、4値FSKデジタル連絡無線システムをいち早く発売し注目されている。
今回発売された「TCM-D144/D244/D344」シリーズは、簡易無線から一般業務用無線360MHz帯、150MHz帯まで車載型の全6機種で構成されている。いずれも4値FSKデジタル方式を採用し、アナログ機と比較して距離が離れてもノイズが少なく明瞭な音声で通話が可能。さらにデジタルとアナログのデュアルモードに対応し、予算に応じたデジタルへの段階的な移行にも柔軟に対応できるという。
品名 | 型名 | 希望小売価格(税込) | 発売時期 |
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UHFデジタル車載型簡易無線電話装置 |
TCM-D244CR |
オープン価格 | 2014年1月下旬 |
UHFデジタル車載型簡易無線電話装置 (GPS内蔵) |
TCM-D244GCR |
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VHFデジタル車載型簡易無線電話装置 / VHFデジタル車載型一般業務用無線電話装置(150MHz帯) |
TCM-D144 |
2014年3月下旬 | |
VHFデジタル車載型簡易無線電話装置 / VHFデジタル車載型一般業務用無線電話装置(150MHz帯) (GPS内蔵) |
TCM-D144G |
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UHFデジタル車載型一般業務用無線電話装置(360MHz帯) |
TCM-D344 |
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UHFデジタル車載型一般業務用無線電話装置(360MHz帯) (GPS内蔵) |
TCM-D344G |
●「TCM-D144/D244/D344」シリーズの主な特長(プレスリリースより)
1.デジタルならではの高い通話品質
・ホワイトノイズのないデジタル通話
・DSP採用により音声は高音質に、遅延は最小限に抑制
・遠くにいる相手の声も明瞭で聞き取りやすいデジタル通話
・第三者に通話が聞き取られない秘話機能(オプション)
2.取り付けスペースに困らないコンパクトサイズ
3.便利なスピーカーマイクロホン付属
4.緊急時に役立つエマージェンシー機能
5.事務所での使用に最適な専用電源とスタンドマイクロホンをオプションで用意
6.デジタル/アナログのデュアルモードを装備した簡易無線機
・UHF帯簡易無線「TCM-D244CR」、VHF帯簡易無線「TCM-D144」シリーズは、デジタル/アナログのデュアルモードに対応し、全チャンネルを装備。UHF帯はデジタル65ch、アナログ35ch、VHF帯はデジタル28ch(内9chはデータ専用波)、アナログ9chを装備
7.見やすく、分かりやすいフルドットLCD表示を採用
8.用途が広がるDC12V/24V電源入力を装備
9.無線機電源は車載のACCラインと連動
10.GPS位置管理システム対応モデルをラインアップ
製品の詳細は下記関連リンクより。
●関連リンク:デジタル/アナログ業務用無線「TCM-D144/D244/D344」シリーズ全6機種を新発売(JVCケンウッド ニュースリリース)
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