11月中旬に「282」まで上昇したその5日後、「51」まで減少した太陽黒点数(サンスポットナンバー)。さらに数日後には「47」まで落ち込んだものの、一進一退を繰り返しながら徐々にではあるが上昇傾向へ向かっている。直近の12月20日(金)には「137」を記録し、この調子ならば年末年始のコンディションに期待が持てそうだ。
「太陽黒点情報 – 宇宙天気情報センター」から発表によると、一時は100を切っていた黒点数が、11月28日(木)を過ぎてから100まで回復し、ここ数日でコンディションの上昇傾向が見られる。
それを物語るように、日本時間の12月14日(土)から16日(月)に行われた「ARRL 10m Contest」では、多くの局と交信が楽しめたというJA参加局のリポートが届いている。また、160mバンドなどローバンドは冬型コンディションで、早朝を中心にDX局の信号が入感しているという。
一方、「サンスポットナンバー」が太陽側のコンディション数値ならば、地球側の地磁気活動を表す「A-Index」や「K-Index」は、静穏でHF通信に適した状況が続いている。このままの推移で行けば、年末年始のコンディションに期待が持てるかもしれない。
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