2013年(平成13年)12月26日、東北総合通信局は独立行政法人 国立高等専門学校機構から申請のあったフルセグ・ワンセグ型のエリア放送を行う地上一般放送局に免許を付与した。コールサイン「せんだいこうせんひろせエリアほうそう/JOXZ2CM-AREA」が、仙台高等専門学校広瀬キャンパス(旧・仙台電波工業高等専門学校)内に設置した設備を使い、エリア放送局が1月にスタートする。
独立行政法人 国立高等専門学校機構によるエリア放送の放送設備は、仙台高専広瀬キャンパス内にある情報ネットワーク工学科・無線通信実験室内に設置され、建屋の外にアンテナが設置してある。
コールサインは「せんだいこうせんひろせエリアほうそう/JOXZ2CM-AREA」。周波数は593.142857MHz(33CH)、空中線電力と最大実効輻射電力は、それぞれ50mW/32mW。免許は2013年12月26日付で付与されたが、放送局としての正式な開局日は2014年1月22日を予定している。
視聴できるエリアは、広瀬キャンパスを中心に半径1km程度で、ワンセグで受信できる。主な放送内容は、仙台高専および高専に関する各種案内や、学校教育や社会人教育、公開講座などの情報、広瀬キャンパスが関係する各種イベント情報、行事案内などを予定しているということだ。
エリア放送はワンセグ受信の可能なスマートフォンや携帯電話を対象に、小規模なエリアを限定して情報を伝えるサービスのこと。すでに商店街やスタジアム、企業などが免許を受けている。詳細は関連リンクの総務省Webサイト「エリア放送」の「エリア放送を行う地上一般放送局の免許状況」で確認できる。
それでは、放送設備の様子を写真で紹介しよう。
●関連リンク:
・東北総合通信局 仙台高等専門学校広瀬キャンパスからエリア放送を実施
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