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ARRL創立100周年を記念して2014年1月1日から1年間、「ARRL 100周年祭QSOパーティー」を盛大に開催中

2014年はARRL(アメリカ無線中継連盟)創立100周年の年。それを記念して記念局「W1ØØAW」が運用されるほか、2014年1月1日から12月31日までの1年間、連盟局「W1AW」がアメリカの全50州に移動してサービスを行う「ARRL 100周年祭QSOパーティー」が開催中。このほかにも、創立100周年記念したさまざまなイベントが計画されている。

 

 

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 ハムを称える1年間のイベントとして「ARRL 100周年祭QSOパーティー」が2014年1月1日から12月31日までの1年間、開催される。「W1AW」はすべての州と多くの自治領からオンエアーを予定している。

 そしてW1AW移動局だけで、WAS(Worked All States=アメリカ全州交信賞)を簡単に達成できる。あらゆる州と領土で、またあらゆる州と領土を移動する「W1AW」と交信して、ポイントに基づいてアワードをぜひ得てほしい。これは他に例をみない、オンエアーイベントなのだ。

(ARRLニュース ※許可を得て翻訳転載/(C)ARRL)

 

●期間

2014年1月1日から12月31日 ※W1AWはすべての州と多くの領土から各2回オンエアーする。スケジュールは間もなく発表される。

 

●参加資格

アマチュア無線無線家なら誰でも参加OK ※ARRLメンバー、スタッフなどにはポイント優遇あり。

 

●バンドとモード

ポイントをカウントするために、すべてのQSOは、CW、Phone(FM/SSB/AM/デジタル音声)と、Digital(どんなデジタルモードでも、すなわちPSK31、RTTY)を用いて双方向でなければならない(クロス-バンドでない。またはクロス・モードでないこと)。 同じ周波数で、3つのモードで交信することも禁止される。 QSOは、以下のバンド(一部のバンドは米国で許されないモードのために提案された周波数を示す)内で行うこと

【Meters CW/Phone/Digital】

160mバンド:1.800-1.843MHz/1.843-1.900MHz/1.800-1.843MHz

80mバンド:3.500-3.600MHz/3.600-4.000MHz/3.525-3.600MHz

40mバンド:7.000-7.125MHz/7.040-7.300MHz/7.025-7.100MHz

30mバンド:10.100-10.150MHz/10.110-10.150MHz

20mバンド:14.000-14.150MHz/14.110-14.350MHz/14.025-14.150MHz

17mバンド:18.068-18.110MHz/18.110-18.168MHz/18.090-18.110MHz

15mバンド:21.000-21.200MHz/21.110-21.450MHz/21.025-21.200MHz

12mバンド:24.890-24.930MHz/24.930-24.990MHz/24.900-24.930MHz

10mバンド:28.000-28.300MHz/28.200-29.700MHz/28.025-28.200MHz

6mバンド:50.000-50.125MHz/50.100-50.500MHz ※通常認められた周波数

2mバンド:144.010-144.200MHz/144.100-148.000MHz ※通常認められた周波数

1.25mバンド: 222.000-225.000MHz/222.000-225.000MHz/222.000-225.000MHz

70cmバンド:420.000-450.000MHz/420.000-450.000MHz/420.000-450.000MHz

※903MHzとそれ以上の周波数はバンドごとに、モードに関係なく有資格の1局について1交信が有効 ※衛星通信はモードに関係なく、資格のある局についてはどんな衛星通信でも許される

 

●QSO情報交換

 多くの局は信号レポートとARRLの省略記号(QSOポイントテーブル参照)の交換するショートQSOで行う。このQSOパーティはコンテストスタイルではないため、ARRLの所属情報も不要となる。ポイントを電子的に提出用ログに割り当てる「100周年祭データベース」がある。なお、電子データを使用しない人は、交信の中から情報を得る必要がある。     このQSOパーティーはコンテスト形式ではないため、好きな交信方法を遠慮なくとって構わない。あなたが呼ぶ側ならば、相手の局と同じスタイルの交信で行ってほしい。

 

●スコアリング

 100周年祭QSOパーティーは許可された範囲で、適格なQSOのポイント合計で得点される。適格なQSOは、ある1局との20mCW、20mSSB、20mデジタル、同バンドのマルチモードでそれぞれ得点できる。903MHz以上と衛星を除き、各バンド同様。マルチプライヤーやボーナスポイントはなし。

 

●アワード

「W1AW」だけで50州とQSOを行う 「W1AW」の移動局だけで50州それぞれとQSOする。「W1AW/7 in Arizona」は、アリゾナ州としてカウント、「W1AW/2 in New Jersey」は、ニュージャージー州としてカウントする。ただし、コネチカット州のW1AWと、W100AWはコネチカット州とはカウントしない。「W1AW/1 in Connecticut」というコールサインのみコネチカット州と認める。「W1AW WAS」の賞状と額は米国内外ともに申請可能(料金は後日発表)。また、エクストラオプションとして、「W1AW」移動局100の「ダブルWAS with W1AW」賞も設ける。 ※W1AW/KH2、W1AW/KP4、W1AW/KP2などの自治領や、W1AW/3(コロンピア特別区)との交信は、賞状にステッカーで裏書きできる。ステッカーはそれぞれ1ドル。

 

●100年祭ポイントチャレンジ

 ポイントチャレンジに参加するには、LoTW(http://www.arrl.org/logbook-of-the-world)形式のログ提出が必須。ログは通常のコンテストログやADIFファイルで問題ない。システムは自動的にポイント認定して参加者のポイントテーブルに適用される。ポイントを挙げるために、LoTWでQSOがマッチされる必要はない。申告ベースのQSOパーティーなため、紙面でのフォームやポイント情報は受け取らない。

 

・社団局はポイントが付かない。

・リピーター交信はクレジットされない。

・モバイル、ポータブル運用はOKだが、ほかのエンティティーからのオペレーションでない限りは、ホームからの運用にポイント追加にはならない。例えば「KØGW」との運用を例にすると、「KØGW」でポイント取得(「KØGW/4」であろうが、「KØGW/M」であろうが、同一とみなして1局分のポイントと計算)。「PJ4/KØGW」はDXCCエンティティーが異なるので、別の1局としてカウントできる。

・米国外のメンバーもポイント可能。1万人以上のメンバーが米国外にいる。そのうち何人かのメンバーが、VEとCard Checkerの局。

・ARRLの被任命者/スタッフ/役員(appointees/staff/officers)は、一番高い得点でカウントされる。例えばKI9XXは終身会員(+2ポイント)、ボランティア試験官(+5ポイント)と 州政府連絡員=SGL(+30ポイント)とカウントされる。したがって最高の30ポイントと換算する。 データベースは常に最高のポイントを換算できるように組まれている。

・それぞれのARRLセクション、カナダの州、およびDXCCエンティティーごとのトップ得点者は、1位の賞状が贈られる。全体でベスト5までの入賞者には賞を授与する。

 

●QSLカード

 オンラインでサインアップする米国内の各局には、W1AWとW1AW移動局からのQSLカードは、自動的にQSL局システム(eQSL)によって送られる。(サイン・アップのフォームは準備中)この目的のためだけのQSLビューローとして用意される。米国以外の局には通常のビューロー経由で一方的に送られる。SASEを同封して直接QSLを要求することも可能。

 

 なお、詳細はARRLのWebサイトで確認してほしい。

 

 

 

●関連リンク:

・What is the Centennial QSO Party?(ARRL)

・ARRL100周年記念局に、コールサイン「W100AW」が承認される

 

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