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JARLメールマガジン1月7日号、身の回りの受信環境に関する「電波環境調査のお願い(電磁環境委員会)」を掲載

JARL(一般社団法人 日本アマチュア無線連盟)が会員向けに出している「JARLメールマガジン2014年1月7日号」において、身の回りの受信環境で雑音などの発生が確認されていないかを広く問う、電磁環境委員会からの「電波環境調査のお願い」を掲載している。

 

 

 昨今、アマチュア無線家の悩ますノイズの数々。太陽光発電システムから発せられるインバータノイズから、電力線を利用したネットワーク通信のPLC(Power Line Communications)関連ノイズ、そしてLED照明ノイズまで、ハムを楽しむ環境は悪化の一途をたどっている。

 今回、JARL電磁環境委員会では「電波環境調査のお願い」として、中長期的な取り組みの一環として、とくに締め切りなど設けず、身の回りの受信環境において雑音などの発生状況を広くリポートしてほしいと、説明している。

 

 以下、「JARLメールマガジン2014年1月7日号」から

 

 

 近年、いろいろな分野でワイヤレス化が進み、私たちの回りでもさまざまな電波が飛び交い、また一方では、太陽光発電等の再生可能エネルギーの導入と省電力化を目指したLED照明の普及等もあり、私たちのアマチュア無線を取り巻く電波環境は悪化の一途を辿っております。

 この電波環境悪化要因は、ある程度外来電波として認識できる物もありますが、中にはいつの間にか周辺雑音レベルを嵩上げ(ノイズフロアの上昇)する物もあります。

 気が付くと、このノイズフロアの上昇により、S/Nが悪化し、今まで聞こえていた信号が聞こえないような 状態になることも考えられます。

 たとえば新聞記事で、街で街路照明をLED照明に切り替えたら周辺のFM放送やテレビに受信障害が発生したとの事例が紹介されていました。

 何の規格・規制が整わない間に、電波雑音を考慮することなくいろいろな機器が導入され、後追い的に、電波環境の悪化を是認するような形で規格・規制を整備するのでは電波環境は悪化するだけです。

 現状の雑音電力許容レベルを新しいシステムにも認めれば、環境雑音レベルはそれらが加算されたものになります。

 このような状況の中で、JARLでは、実際に私達を取り巻く現在の電波環境を把握し、調査結果を元に善処策を講じて行きたいと考え、以下の内容の調査を実施しています。皆様のご協力をお願いいたします。

 

●調査事項

(1)報告者のコールサインまたは准員番号(ない方は氏名)

(2)受信環境(工業地帯・都市部・住宅地・田園地帯・海岸地帯・山間部等)

 ・アンテナ(周波数ごとに形式、設置高さ等)

 ・受信機(トランシーバ型番等)

(3)雑音の内容について

 ・発生時間(常時、あるいは特定の時間帯等)

 ・周波数帯(アマチュアバンドに限らず、AM/FMのラジオも含む。広範囲)

 ・強度(Sメータ換算で可)

 ・方位(判れば)

 ・気象状況(晴天、曇り、雨/雪等)

 ・種類(ザーッと言うホワイトノイズ的、周期性のクリック音等)

 ・季節性(もし特定の時期あるいは月が定まっていれば)

(4)周辺のランドマーク及びそこまでの距離(道路、鉄道、工場、高層ビル等)

(5)ノイズ源の特定と対応(判明できれば)

 ・種類と機器名(太陽光発電、LED照明等の種類とその型式)

 ・位置関係(対象アンテナからの距離と方向)

 ・設置者に対する対応(状況説明並びに対策の依頼等)

 

●レポートの送付先(Eメール)

lab@jarl.org

 

※この調査は、中長期的なスパンで継続的に実施している調査です。特に締切などはありませんので、皆様の身の回りの受信環境において、雑音等の発生が確認された場合は、ぜひ、レポートにご協力をお願いします。

 

 

 

●関連リンク:

・一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)

・JARLメールマガジンのご案内

 

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