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<総務省のデータで独自集計>同一コールサインの下で一番局数が多い免許人は、なんと“6局持ち”だった!

日本のアマチュア無線局のコールサインは「同一コールエリアでは1つのみ」という原則がある。とは言っても、個人局の多くは「移動する局」の1局のみか、「移動する局」とハイパワーの「移動しない局」の2局を開設する方がほとんどだろう。ところが、コールサイン研究で知られるJJ1WTL・本林良太氏の調査によると、同一コールサインでなんと「6局分」の免許を持っている人が1人、「5局分」が4人、「4局分」に至っては34人も存在するいうのだ。同一エリア内に別宅シャックを設けたり、遠隔操作を行う局が増えたことによるらしい。

 

 JJ1WTL・本林氏が「第3回 全日本局数持ちコンテスト」というタイトルの調査結果をブログに掲載し話題を呼んでいる。これは総務省が提供する「無線局等情報検索」の2013年末(12月28日付)データを用いて集計した、国内における個人局、社団局の無線局免許状発行状況から調査分析したものだ。それによると、同一コールサインでもっとも多くの無線局を設置しているのは、JARL千葉県支部長のJL1HHN・安田氏の「6局分」であることが判明した。

 さらに、「5局持ち」はJF1UOW、JF1UOX、JF3BDN、JS3CTQの4免許人。4局持ちは34免許人、3局持ちは398免許人と続くそうだ。

 

 本林氏は過去、2011年末と2012年末にも同様の調査を行ったが、「6局持ち」は0局(2011年末)→1局(2012年末)→1局(2013年末)、「5局持ち」は1局(2011年末)→3局(2012年末)→4局(2013年末)、「4局持ち」は24局(2011年末)→27局(2012年末)→34局(2013年末)、「3局持ち」は331局(2011年末)→367局(2012年末)→398局(2013年末)と増加傾向にある。なお3局持ちには、社団のJA1YJR、JH1ZIQ、JA3YUA、JE4YFZの4免許人を含むが、この陣容は各年とも共通とのことである。

 

 なお今回の調査は、“エリアまたがり”で局を複数持っている場合の集計、合算は行われていない。詳細は本林氏のブログを参照して欲しい。

 

JJ1WTL・本林氏が集計した「全日本局数持ちコンテスト」(CICから)

JJ1WTL・本林氏が集計した「全日本局数持ちコンテスト」(CICから)

 

 

●関連リンク:

・第3回 全日本局数持ちコンテスト(CIC)

・総務省 アマチュア局無線局等情報検索

 

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