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8億㎞のかなたを飛行、「ロゼッタ探査船」の信号をハムが受信!!

James Miller氏(G3RUH)は1月21日に、地球から5億マイル(約8億km)の距離にある欧州宇宙機関の「ロゼッタ探査船」からのXバンドの信号を受信した。Miller氏はAMSAT-DLとIUZボーフム天文台の運営するドイツのthe Bochum amateur radio facilityで20mのパラボラアンテナを使用した。AMSAT-BBによると Miller氏は「探査船の周波数が8421.786900MHzで、信号は探査船のSTEREO A/Bより14dB下であった」と伝えている。

 

ロゼッタ探査船

ロゼッタ探査船

 

 さらに驚くべきことに、フランスのBertrand Pinel氏(F5PL)は、トゥルーズから65km離れた自宅のリグ(3.5mパラボラアンテナと受信機)でロゼッタを追跡することができたといい、エストニアのEstonian Student Satellite Program teamの一員であるViljo Allik氏(ES5PC)は、彼のグループが衛星の信号をさらに小さいパラボラアンテナで探査できたと報告した。

「我々は宇宙工学に興味を持つ学生の教育を目的に最近設立された小さな地上局だ」とAllik氏はPinel氏の欧州宇宙機関ブログへの投稿に返信した。エストニアのグループは3mのパラボラアンテナを使用した。Allik氏は、「SN比が帯域幅1Hzで3~5dBの範囲にあった。私たちの非常にシンプルな受信設備でこのような遙かな距離からの信号を探査でき、本当にエキサイティングだった。受信時の自分たちとロゼッタの仰角はたった4度だった」と述べている。

 受信に使われた機材は、「一種のアマチュア・デザイン」であったと、彼は言った。「我々はGaiaや STEREO A/Bのような他の信号も受信した、しかし、ロゼッタからの信号は我々がここまで見つけた最も遠くからの信号だ」

 2004年に打ち上げられたロゼッタは、計画通りにいけば2014年8月に「67P/チュリモフ・ゲラシメンコ彗星」に接近し、探査機本体が彗星を周回して着陸地点を決定、同年11月には着陸機『Philae(フィラエ)』を彗星表面に着陸させる。そのまま彗星を追跡し、太陽付近を通過する予定。 (ARRLニュース 1月31日 ※許可を得て翻訳転載/(C)ARRL )

 

●関連リンク:

「Radio Amateurs Receive Rosetta Spacecraft Signals from Deep Space」ARRL NEWS

Rosetta(ESA)

彗星探査機「ロゼッタ」が再起動に成功、3年ぶり地球と交信(CNN.co.jp)

 

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