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<会員はさまざまな反応>JARL、“終身会員”に「ライフメンバー会員証」と「会費払込用紙」を送付

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は1月31日、「会費前納制度(いわゆる終身会員制度)」を利用していた同連盟の会員約24,000名に、ライフメンバー会員証と会費払込用紙を発送した。この郵便物は2月3日頃から各会員宅へ到着。受け取った会員からはTwitterやブログなどで、さまざまな反応があがっている。

 

JARLが約24,000名いるライフメンバー(終身会員)に送付した、「ライフメンバー会員証」と「会費払込用紙」

JARLが約24,000名いるライフメンバー(終身会員)に送付した、「ライフメンバー会員証」と「会費払込用紙」

  JARLは1959(昭和34)年の社団法人発足直後から、規定された一定額の「前納会費」を支払うと、QSLカード転送や機関誌(JARL NEWS)の送付などのサービスは提供しながら、以後の会費支払いは免除するという「前納会費制度(いわゆる終身会員制度)」を設けてきた(2002年7月に新規受付を終了)。
 集めた前納会費は「積立金」としてプールし運用を行い、ピーク時の1994年には17億円以上の残高があったが、会員数の減少などから連盟の財政が悪化し、1995年以降は赤字補填のために積立金の取り崩しが毎年繰り返され、2012年には残高が1,500万円程度になってしまったという。

 2013年6月に行われた第2回定時社員総会でこの問題が討議され、これまで会費の納入を免除されてきた“終身会員”は、今後「ライフメンバー」として会員の地位は変わらないものの、2014年4月以降(1994年7月7日以降に前納会費を納入した者は2024年4月以降)、QSLカードの転送サービスには「転送手数料(年額3,600円)」を、またQSLカード転送とJARL NEWSの購読をする場合は「ライフメンバー会費(年額7,200円)」を支払わなくてはならないことが決定した。今回送付されてきた「ライフメンバー会員証」と「振込用紙」は、この決定に基づくものだ。

 

右:従来のJARL終身会員(会費前納者)の会員証。左:今回送付されてきたライフメンバー会員証

右:従来のJARL終身会員(会費前納者)の会員証。左:今回送付されてきたライフメンバー会員証

「ライフメンバー会員証」と、4月以降のライフメンバー会費/転送手数料の振込用紙を受け取った会員からは、さまざまな反応があがっている。そのごく一部を紹介しよう。

・みんなが支払った終身会費はどこに消えたの? 誰が使ったの?
・ここまでの経緯が全然分からない。JARL NEWSは読まないし。どうして手数料が必要なの?
・QSL転送は年額3600円。これに定価600円で年4回発行されてる機関誌の購読を追加すると7,200円。計算合わないじゃん。
・年金生活者をいじめるな!
・ライフメンバーが正員と同額の会費を払うということは普通の正員と同じじゃないか。
・1年に数枚しかカード交換しないから、年会費は払わないつもり。
・QSL転送手数料は従量制にして欲しい。

・これも時代の流れか。
・1994年の会費値上げ前に8万円払って駆け込みで終身会員になった。それから20年間会費を払わないで済んだから、モトは取ったと考えて諦めるか。

 なお、本件を議決した2013年の社員総会後に発行された「JARL NEWS 2013年秋号」に掲載された案内を下記に掲載しておく。参考にして欲しい。

 

JARL NEWS2013年秋号に掲載された、ライフメンバー制度の案内

JARL NEWS2013年秋号に掲載された、ライフメンバー制度の案内

●関連リンク:JARL Web

 

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