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<通信に要する時間は1往復で40分!!>ハワイで行われる「火星滞在シミュレーション」でアマチュア無線が活躍

ロン・ウィリアムズ(N9UIK)と彼のチームの「宇宙飛行士」たちが、この春「火星」に向かう。その際、NASAの宇宙旅行者がしているのと同様、彼らはアマチュア無線機を持参する。 実はウィリアムズは、「ハワイ宇宙探査模擬実験プログラム(the Hawaii Space Exploration Analog and Simulation, HI-SEAS)」ミッション2の一員なのだ。 参加者はハワイ島マウナ・ロア山の斜面、約8000フィート(約2438m)の高さにあるソーラーパワー・ドームの居留地で、火星での生活、労働をシミュレートするのだ。このプロジェクトはハワイ大学とコーネル大学によって実施され、NASAからも資金提供を受ける。

 

K6BのQSLカード

K6BのQSLカード

 

「将来、我々が火星に行くとき、アマチュア無線コミュニティといくらかのかかわりがあると私は確信している」と、ウィリアムズは言った。そして、国際宇宙ステーション(ISS)を含むスペースミッションで、アマチュア無線が長年果たしている役割に言及した。「このミッションでこれをシミュレーションしたい」。
 シミュレーションでは、アマチュア無線やインターネットを問わず、すべての通信に「20分の信号遅延」を実施する。「これは地球と火星の間隔が最も離れたとき、通信に要する時間を想定したものだ」と、ウィリアムズは説明した。彼は60才の神経医学者でチーム最年長のメンバーである。最も若いメンバーは26才だ。 メンバーにはもう1人のアマチュア無線家、ロス・ロックウッド氏(VA6RLW)もいる。

 

「我々の提案したアマチュア無線コミュニティ支援のシミュレーションには、この信号遅延も含む」と、ウィリアムズは続けた。 「我々の知識の及ぶ限りでは、これは、これまでに行われたどんなアマチュア無線イベントにもない特別なことだ」。HI-SEASは、ほぼミッション全体にわたって特別局コールサイン「K6B」の使用を許可された。

「信号遅延に対処する方法の学習という、我々のプロジェクトの部分に、NASAがとても興味を持ったということだ」と、ウィリアムズはARRLに話した。 「これは、この独特の小さい障害でコミュニケーションの実験をする機会である。 人間が再び我々の“やるべきこと”をまとめあげ、宇宙探査を再開したとき、我々はこれに対処する必要がある」

 

 プロジェクトの情報交換などのため、ウィリアムズは毎週土曜日の朝(09:00ハワイ標準時、19:00UTC)に、「K6B」は10mのEchoLinkリピーター上で声を出すという。「我々は送信を止め、受信機をオフにする」と、彼は言った。 「“信号遅延”の20分の間、外部のコーディネーターは、我々と連絡をとりたいハムを順番に並べ、20分後に我々は受信機をオンにして、受信を始める。 外側のコーディネーターによって順番にコールされる」。コールサインをロギングした後、「火星」チームは信号リポートを送るため、さらに20分待つという仕組みだ。K6Bと交信した局には特別なQSLカードが発行される。 詳細は後日確定次第発表される。 (ARRLニュース 3月4日 ※許可を得て翻訳転載/(C)ARRL )

 

 

●関連リンク:

「Ham Radio Will Play a Role in “HI-SEAS” Simulated Mars Mission」ARRL NEWS

The Hawaii Space Exploration Analog and Simulation (HI-SEAS)

 

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