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<4月12日からアマ無線運用も>「火星着陸」は3月28日、ハワイ宇宙探査模擬実験プログラム(HI-SEAS)

ロン・ウィリアムズ(N9UIK)と彼の仲間の「宇宙飛行士」達は、「火星」に3月28日に「着陸」する。彼らは、「ハワイ宇宙探査模擬実験プログラム(The Hawaii Space Exploration Analog and Simulation, HI-SEAS)」ミッション2の一員である。ハワイ島に建設された火星の植民地に見立てられた独立型ドームシェルターにアマチュア無線設備を持ち込み、夏まで一般社会から切り離された環境におかれる。アマチュア無線の活動は4月12日19:00UTCからK6Bのコールサインで開始する予定だ。

 2014HI-SEAS

 

「任務期間中、または関心が薄れるまで、我々は毎週この運用を続ける」と、ウィリアムズは言った。 プロジェクトのスポンサーであるNASA(米航空宇宙局)から要求されているように、彼らの計画では、火星から地球までの距離によって起こる信号遅延をシミュレーションする必要がある。アマチュア無線か、インターネットかなどにかかわらず、すべての通信を20分間信号遅延させるのだ。

「我々の知識の及ぶ限りでは、これは、これまでに行われたどんなアマチュア無線イベントにもない特別なことだ」。彼は2月にARRLにこう語った。HI-SEASは、ミッション全体にわたって特別局のコールサイン「K6B」の使用を許可された。「信号遅延に対処する方法の学習という、我々のプロジェクトの部分に、NASAがとても興味を持ったということだ」

 

 プロジェクトの情報交換、告知などのため、K6Bは毎週土曜日の朝(09:00ハワイ標準時、19:00UTC)に、10mバンドのEchoLinkリピーター上で声を出す。「我々は送信を止め、受信機をオフにする」と、彼は言った。 「“信号遅延”の20分の間、外部のコーディネーターは、我々と連絡をとりたいハムを順番に並べ、20分後に我々は受信機をオンにして、受信を始める。 外側のコーディネーターによって順番にコールされる」。コールサインをロギングした後、「火星」チームは信号リポートを送るため、さらに20分待つという仕組みだ。K6Bと交信した局には特別なQSLカードが発行される。詳細は彼らのWebサイトで順次発表される。

 このプロジェクトはハワイ大学とコーネル大学によって実施され、NASAからも資金提供を受ける。 (ARRLニュース 3月26日 ※許可を得て翻訳転載/(C)ARRL )

 

 

●関連リンク:

「HI-SEAS Mission Team Set for Mars “Landing” on March 28」ARRL NEWS

<通信に要する時間は1往復で40分!!>ハワイで行われる「火星滞在シミュレーション」でアマチュア無線が活躍(hamlife.jp)

HI-SEAS

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