アマチュア無線が登場する映画は邦画、洋画を問わず数々あるが、その中でもハムやアマチュア無線が重要な役割を果たすストーリーの邦画といえば、1980年の東宝系映画「復活の日」を忘れることができない。その「復活の日」が、きょう3月30日の19時から、BSフジで無料放送される。
映画「復活の日」はSF作家・小松左京氏の原作。ウィルスのために南極を除いて人類が絶滅。わずかに生き残った人たちが、さらなる地球の危機を防ぐために行動するという超大作だ。
では、どういったシーンでアマチュア無線が登場するのか、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林良太氏のWebサイト「Untold Facts」の中のコンテンツ「テレビ・映画でのアマチュア無線登場シーン」の記事から一部紹介しよう。
【ネタバレ注意】『復活の日』のアマチュア無線登場シーン(JJ1WTL本林氏の調査)
・27分付近
VK0CCが8J1RLを呼んでくる。VK0CCは隣接モーソン基地(オーストラリア)の局で、リグはTS-180S。オペレータはエイハブ(キャストはW2SRM ウィリアム・ロス)、一方の8J1RLはTS-820を使用。「今朝ウガンダの医師と交信したが…」といった内容。
・42分付近
昭和基地のJGXが日本を呼ぶ。この時点で交信が途絶えて20日目。JGXには無応答だが,そのとき脇のアマチュア無線機からトビー・アンダースンの声が聞こえてくる。サンタフェの牧場の5歳の子供。PTT操作が判らないらしく、8J1RLが呼びかけても一方送信のまま。
・57分付近
ワッチシーン。ノイズのみ
本林氏によると、この映画のアマチュア無線の露出度は結構高く、「なんといっても助監督がJA3CUK藤山顕一郎OM、オペレータの一人がW2SRM。自然な演技に好感が持てます」と評している。
放送開始まであと数時間。早めに録画準備を整えよう。
●関連リンク:
・BSフジ シネマサンデー 復活の日
・復活の日(Yahoo!映画)
・『復活の日』のアマチュア無線登場シーン(JJ1WTL Untold Facts)
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