第55次日本南極地域観測隊は、忙しい業務の合間をぬって昭和基地から「8J1RL」で積極的にオンエアーを行っている。その模様は、隊員の1人であるJG2MLI・吉川氏がブログ「こちらは8J1RL南極昭和基地です」で報告しているが、今回「e-QSLに関するお願い」を同ブログに記載し、各アマチュア局に理解と協力を呼びかけている。
吉川隊員がブログで呼びかけている「e-QSLに関するお願い」を抜粋しよう。
『私が53次越冬で運用を行った際に、「紙カードは帰国後に発行」という事情をしらない特に海外局から、ログの照会やSASEの返信がないことに対して相当量の催促メールが来て、越冬期間中その対応に膨大な時間を割かれた経験があります。
そこで少しでもそれを緩和すべくあくまで個人的な省力化目的で始めたのがe-QSLであり、これは補助的な意味合いでしかありません。
(中略)
本来であれば、始めた以上はinbox内のデータとログを照会すべきであり、それができないのであればお叱りを受けるのは当然と思います。しかし、同じ趣味を持つ者として大変残念な事実があることを敢えて申し上げるとともにご理解いただきたいのです。
・QSOをしていないのにクラスタを見ただけで適当に書いて、あわよくばゲットできるかも…
・日付も時間も明らかに異なる虚偽のデータを送りつける..(しかもそんなバンド出られませんし^^;)
・で、リジェクトすると、返信メールにこれまたご丁寧にあり得ない偽装ログを貼りつけてくる。
的なデータが非常に多く、ただの逃げ口実にしかなりませんが、一件一件調べていてはオンエアすらできなくなってしまいます。中にはこちらのミスコピーもあるかも知れませんが、確率的に異常なほどです。
そこで、知名度の低いブログですから、皆さんのお力で国内外問わず以下の一件だけ拡散いただけると嬉しく思います。
e-QSLは遅くとも1週間以内には発行しています。それを経過してもQSLが届かなければ、そのQSOは無効と判断して下さい。
私たちは、南極とQSOできた事実とその喜びに加え、南極についてまた、そこで行われる私たちの観測事業について少しでも関心・興味を持っていただきたく一人でも多くの方とのQSOを望んでいます。
ですのでクドいようですが、同一バンドモードの重複呼び出しはご遠慮下さい。特にJT65の重複は心底勘弁していただきたいです』
なお、現在の8J1RLの運用スケジュール(平日、休日)と運用周波数/モード、リクエストについてなどは、同ブログの「About 8J1RL」に詳しく記載されている。多忙な業務の限られた休憩時間等を割いての運用となることから、1局でも多く「NEW」が得られるよう協力を呼びかけている。
●関連リンク:
・e-QSLに関するお願い(こちらは8J1RL南極昭和基地です)
・About 8J1RL(こちらは8J1RL南極昭和基地です)
・こちらは8J1RL南極昭和基地です
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