「電気的原因などによる放送など無線通信の受信障害の防止を図り、もって電波利用面における公共の福祉を増進すること」を目的とする受信環境クリーン協議会(中央協議会にはJARLやJAIAも加盟)が、今年で第47回を迎える「受信環境クリーン図案コンクール」を実施する。生徒や学校関係者、一般家庭に対して、テレビやラジオなどの良好な受信環境を守るための知識の普及を図るためのもので「全国の中学生」が応募対象となっている。中学生ハムの皆さんや中学生の子供や孫を持つアマチュア無線家は参加を検討してみてはいかがだろうか?
受信環境クリーン協議会が実施している「受信環境クリーン図案コンクール」の応募要項(概要)は下記のとおりだ。応募は学校単位が基本で、昨年度は全国の298校から合計2,983点もの応募があったという。同協議会は「各中学校にコンクールの案内を配付済みなので、応募については中学校の美術担当の先生などに相談して欲しい」と呼びかけている(応募の締め切りは地域単位で設定されているが9月初旬が多いという)。
応募作品は9月に厳正な審査が行われ「総務大臣賞」「文部科学大臣賞」「日本放送協会会長賞及び日本民間放送連盟会長賞」などが決定。上位作品はポスター化され、さまざまな場所に掲示されることもあるという。“無線好きの中学生”であれば、きっと訴求ポイントを押さえた作品が作れるのではないだろうか。
なおこのコンクールの詳細は、受信環境クリーン協議会のWebサイトで確認してほしい。
★「第47回受信環境クリーン図案コンクール」募集要領(抜粋)
◆作品について:
(1)テーマ:テレビ・ラジオの良好な受信環境を表現した図案、または受信障害の防止をねらいとした図案(未発表のもの)
(2)用紙:原則として、縦380mm、横540mm(四ツ切)相当の厚めの画用紙を標準とします。ただし、縦270mm、横380mm(八ツ切)でも可。なお、必ず横長とします。
(3)文字:
・簡単なことばで、1字2平方センチメートル以上の大きさ
・文字は画面の端に寄りすぎない。
・誤字・脱字に注意する
(4)その他の注意:
・マンガ、名画などの登場人物をそのまま用いない。
・絵や文字の切り貼りを用いない。
・過去の入選作品(募集ポスター参照)と似すぎない。
・オリジナリティを重視したものにしてください。
・飛行機の爆音や電車、工場などから直接耳に伝わってくるのは騒音であって、電波障害ではありません。
・携帯電話の取り扱いはマナー違反であって、電波障害ではありません。
◆応募資格:中学校生徒
◆応募方法:
(1)作品ごとにその裏に、都道府県名、学校名、学年、男女別、氏名(ふりがな)を必ず明記してください。
(2)作品は学校ごとにまとめて送ってください。
◆審査:受信環境クリーン協議会及び学校教育機関等の関係者をもって組織する審査委員会が行います。
◆発表:平成26年9月下旬または10月初旬
◆発表:入賞者は、学校経由で本人に通知するとともに報道機関に対し発表します。
◆表彰:
(1)中央表彰
総務大臣賞、文部科学大臣賞、日本放送協会会長賞及び一般社団法人日本民間放送連盟会長賞 各1点
受信環境クリーン中央協議会会長賞及び受信環境クリーン中央協議会奨励賞 若干数
(2)地方表彰 各地方受信環境クリーン協議会会長賞ほか若干数
(3)入賞作品については賞状及び副賞を贈ります。
●関連リンク:
・平成26年度図案コンクール(受信環境クリーン協議会)
・受信環境クリーン協議会
・協議会の概要(受信環境クリーン協議会)
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