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<フィールドデーに間に合うのか!?>富士重工業、新型発電機「SGi18」発売を見合わせ

富士重工業株式会社が2014年4月にプレスリリース発表し、5月から発売を開始するとアナウンスしていた、新型のインバーター発電機「SGi18」(定格出力1800VA)の発売が、「出荷前の最終検査における品質基準に至らない」という理由で、しばらく見合わせとなることがわかった。アマチュア無線家からは落胆の声があがっている。

 

 

富士重工業のインバーター発電機「SGi18」(プレスリリースより)

富士重工業のインバーター発電機「SGi18」(プレスリリースより)

 

<追記2017年10月15日>
このニュース記事は2014年6月に掲載したものだが、富士重工業(2017年から社名変更し「株式会社SUBARU」)は、その後もインバーター発電機「SGi18」の発売を行わなかった。同社は2017年9月末をもって発電機や汎用エンジンなどの産業機器事業から撤退している。

 

 

 富士重工業は2014年4月に、インバーター制御式のポータブル発電機としてはクラストップとなる定格出力1800VA(100V18A)のインバーター発電機「SGi18」を発表し、5月から発売を開始するとアナウンスしていた。
 アマチュア無線家の間では、移動運用や万一の非常用の備えとして、本田技研工業のポータブル発電機「EU16i」(定格出力1600VA)が人気モデルとなっているが、「SGi18」は定格出力で200VAほど上回り、しかも実勢価格が安いことから注目を集め、各地の取扱店に予約をする人も存在した。

 しかし予定された5月を過ぎても一向に発売されず、取扱店から予約者のもとへ「富士重工業側で、初回ロット生産分の1部品に問題があることが判明」「部品再生産となり、その部品の入荷が未だ未定」といった断片的な情報が伝えられ不安が広がっていた。そしてこのほど、富士重工業産業機械カンパニーは取引先に、次のような「発売見合わせ」の案内を発送し、同製品の発売をしばらく見合わせることを正式に表明した。

 


 

★スバル発電機「SGi18」発売見合わせについて(抜粋)

 

 標記の件、先般の発売延期のご連絡以降、弊社の開発部門を中心に総力を上げて発売につながる対応策を図ってまいりましたが、弊社の生産ラインで組み上げた完成品が出荷前の最終検査における品質基準に至らなく、現在、販売の見通しが立てられない状況です。

 引き続き、最大限の対応策を実施してまいりますが、近々での販売につなげることが難しく、これ以上お取引様各位をお待たせすることは許されない状況と判断し、暫く「SGi18」の発売を見合わせて頂きたく、本案内を発行致します。

 

 弊社としても、久しぶりの大型商品の市場投入であり、お客さま各位からも期待の声を数多く頂いている最中、大変不本意な状況を引き起こしてしまいましたこと重ねてお詫び申し上げます。
 今後、企業として、当該商品の1日でも早い発売に向けて、最大限の努力を続けていく所存でございます。

富士重工業産業機械カンパニーによる「発売見合わせ」の案内

富士重工業産業機械カンパニーによる「発売見合わせ」の案内

 


 

 この発電機の購入を考えていたアマチュア無線家からは、「ホンダの1.6kWよりも値も安いし、飛びついたのですが…」「ロビンエンジンですから、実績はあると思ったのです」といった落胆の声がhamlife.jpにも寄せられている。

 

 

【hamlife.jp追記】その後、この製品は出荷開始に至らず、富士重工業(SUBARU)も発電機事業から撤退となり、“幻の製品”となってしまった。

 

コチラの記事もチェック!!
<定格出力1800VA、1クラス上の移動運用が楽しめる>富士重工業、インバーター発電機「SGi18」を新発売
https://www.hamlife.jp/2014/05/12/fhi-sgi18/

 

 

●関連リンク:

・スバルインバーター発電機「SGi18」を新発売(富士重工業 プレスリリース)
・富士重工業 発電機シリーズ

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