「太陽黒点情報 – 宇宙天気情報センター」の発表によると、太陽黒点数(SSN)が6月24日(火)には、今年最低となる「37」までダウンするという事態から1週間以上が経過して、7月2日(水)に「180」まで回復してきた。それを物語るように、50MHz帯ではEスポのマルチポップによるヨーロッパの入感や、HF帯ハイバンドでも深夜未明にヨーロッパ、アフリカ方面がロングパスで強力に聞こえるなど、コンディションの回復傾向が見られる。
一時はどなるかと思われていた太陽黒点数だったが、ここにきて回復傾向が見られ、7月2日(水)には「180」まで回復してきた。実際のコンディションも相応するように悪くない。DXerからは「ここ最近の太陽黒点数=サンスポットナンバーと、コンディションの関係は以前のように目安にならない。実際に聞いてみないと、思わぬ地域が開けていたり、その逆でまったく聞こえなかったり…」という声を多く聞く。これが最近の状況だ。
また、太陽の黒点数の値となる「SFI(Solar Flux Index)」と「SSN(太陽相対黒点数)」も共に上昇傾向にある。さらに、「サンスポットナンバー」が太陽側のコンディション数値ならば、地球側の地磁気活動を表す「A-Index」や「K-Index」も低く安定しているので、コンディションに期待が持てる状態だと言えるだろう。
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・太陽黒点情報 – 宇宙天気情報センター
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