沖縄付近にある台風8号が、九州から西日本方面へ近づく可能性が高まりつつある。気象庁によると、7月10日（木）午後には九州に、11日（金）には四国から近畿方面へ接近する可能性が高まってきたという。8日14時45分現在「非常に強い」勢力なので万全の注意が必要だ。
気象庁が8日14時に発表した、台風8号の72時間進路予想図
気象庁が7月8日14時45分に発表した情報によると、台風8号は、久米島の西約100kmを1時間におよそ30kmの速さで北へ進んでいる。中心の気圧は935hPa、中心付近の最大風速は50m/s、最大瞬間風速は70m/sで、中心から東側700km以内、西側440km以内では風速15m以上の強い風が吹いている。
この台風は今後進路を西寄りに変え、7月10日9時には九州の西、北緯31度25分、東経129度55分を中心とする半径300kmの円内に達する見込みだ。中心の気圧は960hpa、中心付近の最大風速は40m/s、最大瞬間風速は55m/sが予想され、予報円の中心から南東側500km、北西側440km以内では風速25m以上の暴風域に入るおそれがある。
予報円を見ると、6・5エリアに接近し、その後上陸するコースも考えられる。勢力が強く、しかも速度が遅いため長時間の強風や豪雨に見舞われる可能性がある。最新の情報に注意しつつ、アンテナやタワーの強風に対する備え、万一の停電のためにバッテリーやハンディ機の準備、受信機やラジオなどの情報収集手段の確保を早めに進めておきたい。
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