英国宇宙機関最初のCubeSatとなる「UKube-1」が、7月8日にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から宇宙へ向かう。ロケットの打ち上げは15時58分(UTC)の予定で、18時32分に衛星を放出する予定。UKube-1は、FUNcube-2をホストする。FUNcubeプロジェクトは、米国、英国その他の国で現在進行中の科学、技術、工学、数学(STEM)の教育支援を目的としている。ターゲットは、小中高校生である。
UKube-1は、スコットランドのグラスゴーにあるクライド・スペース社によって製造された。衛星放出と起動の直後、UKube-1はCWビーコンを送り始め、続いてAX25によるビーコンが発射される。周波数はいずれも145.840MHz。またFUNcube-2のビーコンは145.915MHzで、400mWのSSB/CWトランスポンダー(アップリンク435.080~435.060MHz LSB、ダウンリンク145.930~145.950MHz USB)を含んでいる。またFUNcube-2のサブシステムが起動する際、1200bpsのBPSKテレメトリーが145.915MHzで発射される。
若年層の無線、宇宙、物理学、電子機器への関心と教育を目的に作られた、10cm立方のFUNcube-1(AO-73)は昨年9月に宇宙に発射された。またFUNcube-3は、6月19日にロシアから発射され、435.035~435.065MHz(LSB)のアップリンク、および145.935~145.965MHz(USB)のダウンリンクのSSB/CWトランスポンダーを搭載している。 (ARRLニュース 7月7日より抄訳 ※許可を得て翻訳転載/(C)ARRL )
●関連リンク:
・「UKube-1 Set to Launch on July 8 from Kazakhstan」(ARRL NEWS)
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