「第19回 関西アマチュア無線フェスティバル(KANHAM2014)」の会場となった、池田市民文化会館の入口で来場者の注目を集めたのが、第一電波工業株式会社がアマチュア無線などの広報宣伝のために導入した「無線デモカー」(ランドローバー・ディフェンダー)だ。専門業者による艤装を終えて出来上がった、その車両の全貌を写真で紹介しよう。
KANHAM2014の会場前で展示された、第一電波工業の「無線デモカー」(ランドローバー・ディフェンダー 黒)は注目の的。全部で4本の同社アンテナを装着している
第一電波工業はアマチュア無線、ライセンスフリー無線と自社製品を広く一般に広報宣伝する目的で、ランドローバー社のディフェンダー110という四輪駆動車2台(ホワイト、ブラック)を今週導入し「無線デモカー」と名付けて各地のさまざまなイベントに参加している。
今回KANHAM2014の会場で展示が行われたのは、そのうちのブラックバージョンだ。初お披露目となった今年3月の「西日本ハムフェアー」の時から、さらにさまざまな装備を搭載し、ほぼ“完成形”になったという、その全貌を写真で見てみよう。
内部にはTM-D701G、ID-5100、IC-7100S、デジタル簡易無線のIC-DPR1などを搭載
ID-5100の操作部はルームミラー上部に取り付け。ルームミラーはレーダー探知機を内蔵したワイドタイプ
ID-5100操作部の取り付け部分を裏面からチェック
助手席後部にはログ記載に便利な木製の簡易テーブルを設置。こんな形で折りたたみ、取り外しが可能。またIC-7100Sの操作部の下には、AC100Vコンセントと電源スイッチを装備
センターコンソールに設置したIC-7100Sの操作部は、コンソール内部に収納可能
フロントバンパーには特製のHFホイップアンテナと電動ウインチを設置。ホイップアンテナは車内のオートアンテナチューナー(AH-4)でマッチングが取れる
オートアンテナチューナーのAH-4、TM-D710G本体、ID-5100本体は後部座席のシート下に設置。ボディーアースもしっかり取っている
車両の後部はこんな感じ
後部荷室にはサブバッテリー(100A×2基)、冷蔵庫、ポータブルトイレ、引き出し類を設置
これが自慢の電源システム。移動運用の目的地に到着したら、エンジンを切り、サブバッテリーで快適な無線運用ができる
冷蔵庫もバッテリーで動作。実際によく冷えていた
着替えやポータブルトイレ使用時を考慮し、後部荷室はカーテンで仕切れる
後部バンパー下には外部AC100V入力端子を装備
ポップアップ式テントの上部にはソーラー発電システムを装備
ポップアップ式テント内には2名が快適に就寝できる
●関連リンク:
・第一電波工業
・TWIN LAND(ランドローバー&ランドクルーザー専門店)
・CLEVELAND(ディフェンダー専門店)
・「第一電波工業様カンパニーカーとして、弊社でご購入頂いたSAS仕様の110が掲載されております!」(CLEVELAND BLOG)