宮城県の県紙「河北新報」のインターネット版「河北新報ONLINE NEWS」は8月8日、石巻市の「石巻アマチュア無線クラブ(JA7YBI)」が、さる2011年3月11日に発生した東日本大震災を教訓に、アマチュア無線を災害時の通信手段として活用することを提案している模様を報じている。
宮城県の県紙である「河北新報」。そのインターネット版「河北新報ONLINE NEWS」は8月8日、石巻市の石巻アマチュア無線クラブ(JA7YBI、会員数15名)が、災害時の通信手段にアマチュア無線の活用を提案しているという記事を「災害時のアマ無線有効活用を」と題して掲載した。
東日本大震災直後には、コミュニティーFM局「ラジオ石巻」が停電で放送を中断したと知ったメンバーが、非常用発電機に必要なガソリンを調達して放送再開を後押ししたほか、市内を回りながら道路状況を無線で連絡。ラジオの番組で収集した情報を放送してもらうなど、「多くの人が情報を必要としていた。無線で何かできないかと思った」と振り返ったと伝えている。
同クラブはアマチュア無線で災害復旧に貢献したとして、昨年2月に一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)から表彰された。また「河北新報ONLINE NEWS」の記事上には、8月2日と3日に開催された「フィールドデーコンテスト」に参加するメンバーの様子の画像も紹介されている。
余談だが、同クラブは「慶長使節船出帆400年祭」を記念したJARL特別局「8J7JE4OO(エイト ジェイ セブン ジェイ イー フォー オー オー)」の、石巻市における公開運用(2013年10月13日記事)を行うなど、アマチュア無線を通じた活動を積極的に取り組んでいる。
●関連リンク:災害時のアマ無線有効活用を(河北新報ONLINE NEWS)
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