一部のアマチュア無線家にはよく知られた存在だが、千葉県南房総市の富山(とみさん、標高349.5m)の山頂付近に50MHz帯の「音声デジピータ」、JM1YTYが設置されている。房総半島から東京湾を一望できる絶好のロケーションで、サービスエリアは広く実用性も十分だ。それゆえ、利用時は同周波数の一般局への混信などにも留意しよう。
【hamlife.jp補記】本記事は2014年8月18日に掲載したもので、記載している内容やリンクは掲載当時のものです。
「音声デジピータ」は、電波を発射した局の音声を自動的に録音し、受信終了とともに同じ周波数で録音した内容を再送信してくれるという“オウム返し(山彦式)”の中継システムのことだ。
現在、千葉県南房総市の富山(とみさん、標高349.5m)の山頂付近に50MHz帯の音声デジピータが設置されている。房総半島は高い山がなく、設置場所からは東京湾や富士山が一望できる絶好のロケーションで、サービスエリアも広く実用度は十分。特に千葉県、神奈川県、伊豆大島方面などからは良好にアクセスできる。
★千葉県南房総市の50MHz帯音声デジピータについて
・コールサイン:JM1YTY
・設置場所:千葉県南房総市 富山山頂付近
・運用周波数:51.24MHz
・アクセス要件:要・88.5Hzトーン付加
・最大録音時間:30秒
・設置アンテナ:GP
Eスポ発生時は1エリア以外からの利用も可能で、コンディションの掌握にも利用できそうだ。この周波数を使用している一般局への混信に留意し、また短時間の交信を心掛け、有効に利用していきたいものだ。
●関連リンク:
・JM1YTY 富山中継局
・山彦式リピータの使い方(PDF)
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