総務省は9月17日、Webサイトに「無線従事者規則の一部を改正する省令案等に係る意見の募集(無線従事者養成課程の対象資格の拡大等)」の告知を掲載した。これは、アマチュア無線技士の養成課程の対象資格を2アマまで拡大することを視野にした、「無線従事者養成課程の対象資格の拡大に関する意見募集」を4月23日から1か月間行った結果を踏まえ、無線従事者規則、関係する告示および電波法関係審査基準の改定案を作成。それに対しての意見募集だ。意見は9月18日から10月20日まで受け付けられる。
去る4月23日から5月23日まで、総務省では「無線従事者養成課程の対象資格の拡大に関する意見募集」を行い、その結果が、6月25日に発表された(4月22日記事)。
募集期間中に寄せられた意見(パブリックコメント)の総数は216件。うち賛成意見が88件、反対意見が103件と、反対意見の数が賛成意見を上回ったが、総務省は「反対意見の大半については対応が可能」として、予定通りに関係法令等の改正手続を進めることを表明し、“2アマ養成課程講習会”の実現がほぼ確定となった(6月26日記事)。
今回、第二級アマ無線技士まで拡大決定を踏まえ、学校などの認定基準の緩和や、同時受講型の授業日程を柔軟に設定できるように見直すなど、関連する告示および電波法関係審査基準の省令、法令の改定案を作成した。改訂案に対して9月18日(木)から10月20日(月)まで意見を受け付ける。
●関連リンク:無線従事者規則の一部を改正する省令案等に係る意見の募集(無線従事者養成課程の対象資格の拡大等)(総務省 報道資料)
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