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<マイメディア東海>「電波監視官(電波Gメン)」のお仕事、第3弾!…電波監視設備「DEURAS(デューラス)」の活用法

静岡、愛知、岐阜、三重の4県を管轄する総務省東海総合通信局。そのWebサイトにある「マイメディア東海」という広報コーナーに、「総合通信局の業務 電波監視官の仕事」という記事の第3回目が掲載された。第1回目では電波監視官(電波Gメン)が日ごろどのような業務を担っているか、第2回目は「移動監視」による対象者(対象車両)捕捉について、そして今回は電波監視官による電波監視設備「DEURAS(デューラス)」の活用法について紹介している。

 

 

不法無線局探査設備「DEURAS(デューラス)」のイメージを紹介

不法無線局探査設備「DEURAS(デューラス)」のイメージを紹介

 

 記事では、「総合通信局はDEURAS(デューラス)という設備を使って電波監視を行っている、ということをご存じの方もいると思いますが、電波監視官がどのように利用しているかは知らないという方も多いのではないでしょうか」「皆様から負担(受益者負担)いただき作られた電波監視設備について紹介し、私たち電波監視官が有効に活用していることを知っていただきたいと思います」と、「DEURAS(デューラス)」という電波監視設備について、その存在は知っているアマチュア無線家も多いと思うが、どのようにシステムを活用して電波監視官(電波Gメン)たちが、監視、捕捉を行っているか詳細に紹介している。

 

 アマチュアバンド内の不法・違法局の発射源を特定する場合、複数の電波監視車を出動させても短い時間に探し出すことはかなり困難。そのとき活躍するのが「DEURAS」だ。「DEURAS」と一言でいうと“不法無線局探査設備の愛称”で、「DEtect Unlicensed RAdio Staitions(不法無線局を探知する)」からの造語とのこと。総合通信局の管内に設置されたセンター局と各地区に設置されたセンサー局、必要により不法無線局探索車に設置したセンサー局で構成されているという。

 東海管内には、ビル屋上や鉄塔に約30か所のセンサー局(コラム表記は「センサ局」)が設置され、東海総合通信局内に設置された監視卓から遠隔操作することで、センサー局で受信(測定周波数範囲は25MHz~3GHz)した電波をモニターしたり、その発射源の方位を測定して電波の発射されている位置などを把握している。

 さらに「自動的に記録されていますので、後で分析して発射時間や発射場所の推測が可能となっています。また移動監視時においても、移動監視車からDEURASを利用することができますので、車内に設置された受信機器などと併用することにより電波の特定に向かうことができるのです」と、常に担当者が監視卓でモニターしていなくても不法・違法行為が監視できるのだ。

 コラムには「不法無線局探査設備DEURASのイメージ」や、「DEURASアンテナ」も写真入りで紹介されているので、参考になるだろう。

 

 

東海管内に約30か所設置されているというセンサー局のアンテナ

東海管内に約30か所設置されているというセンサー局のアンテナ

 

 

 
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで

 

 

 

●関連リンク:東海海総合通信局 コラムvol.18「総合通信局の業務 電波監視官の仕事 第3回」

 

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