住民数千人が避難したカナダ・アルバータ州で発生した山火事で、 カナダのアマチュア無線連盟(RAC)は、カナダと米国のアマチュア無線家に対して、14.135MHz、7.135MHz、および3.675MHzにおける非常通信用の周波数確保を要求している。
5月25日に落雷によって発火したアルバータ州の山火事情報によると、すべての住民が避難し、消防士と航空機が積極的にこの山火事と戦っているが、依然として鎮火できないでいる、としている。(ARRLニュース 5月26日 ※許可を得て抄訳転載/(C)ARRL )
【追記:5月27日19時】
JARLもWebサイトで、この非常通信に関する情報を以下のように掲載した。
「カナダ・アルバータ州で山火事が発生し、カナダのアマチュア無線連盟(RAC)が非常通信用として3.675MHz、7.135MHz及び14.135MHzの優先使用を要請しています(日本では、3.675MHzはアマチュアバンド外)。
カナダ・アルバータ州で発生した山火事は、住民数千人が避難する事態となっており、アマチュア無線家グループはアルバータ州政府の非常事態対応における通信を支援しています。
5月25日に11件の落雷による火災が発生し、消防当局は航空機も活用して消火にあたっていますが、このうち4件の火災はまだ燃え広がっている模様です。
日本のアマチュア無線家のみなさんも、カナダの非常通信に混信や妨害を与えないように十分に注意してください」
●関連リンク:
・Alberta ARES Requests Priority Access to 14.135, 7.135, and 3.675 MHz Due to Fires(ARRL NEWS)
・Radio Amateurs of Canada
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