＜自立の四角タワー＆タワートップにアンテナ＆作業踊り場付き＞栃木県那須烏山市の「状態の良い入母屋民家、蔵、納屋のある民家」という中古物件が798万円！

2005年（平成17年）10月1日に那須郡烏山町と南那須町の新設合併で誕生した栃木県那須烏山市（JCC1515）。この場所で「水田を主とした農村の原風景が残る静かな環境。美しい入母屋造りの母屋は築60年経つが状態が良く、大きな手直しは要らない」という土地付きの中古物件の不動産広告が、アマチュア無線家の関心を集めている。というのも、広告掲載の画像には、地上高20mはあると思われる作業踊り場付きの四角タワーが建ち、マストにはHFや50MHz帯の八木アンテナなどが確認できるのだ。さらに室内には懐かしい無線機類の数々が…。明らかに家人がハムだった中古物件だと想像がつく。画像のまま、現状引き渡しという条件なら、すぐにオンエアーできると期待が膨らむ物件といえるだろう。

「ふるさと情報館」のWebサイトに載った、栃木県那須烏山市の中古物件情報。「状態の良い入母屋民家、蔵、納屋のある民家」だけあって、母屋の室内は良好に見える。何んと言っても地上高20mはあると思われる作業踊り場付きの自立の四角タワーが目を引く物件だ（同Webサイトから）

「ふるさと情報館」のWebサイトに載った、栃木県那須烏山市の中古物件情報。「状態の良い入母屋民家、蔵、納屋のある民家」と記載。アマチュア無線家としては地上高20mはありそうな作業踊り場付きの自立の四角タワーが目を引く（同Webサイトから）

　今回売り出された栃木県那須烏山市の民家について、販売サイトは「状態の良い入母屋民家、蔵、納屋のある民家」というタイトルで、説明文には「鮎釣りや観光やな場として親しまれている清流・那珂川。物件は、その那珂川に掛かる烏山大橋か下野大橋を渡った対岸の下境集落に建つ民家。水田を主とした農村の原風景が残る静かな環境。美しい入母屋造りの母屋は築60年経つが状態が良く、大きな手直しは要らない。民家として丁度味が出てきたところ。堀炬燵、猫間障子などの意匠も凝っている。部屋数もあり、縁側も広いため店舗としても使えそう。また、納屋や蔵の状態も良く、もの作りの工房などとしても使える。日当たり良い菜園スペースも充分ある。日常生活は車が必要だがスーパーや市街までは5分ほどで丁度良い距離だ。JR烏山線や循環バスが利用できるのもうれしい」と紹介している。

　土地面積は約567坪（約1874平方メートル）、昭和31年築の木造瓦葺平家建。納屋2棟、蔵1棟（明治10年築）物置1棟、外便所1棟ありという、何とも趣きのある中古物件である。画像を見る限り、母屋の状態は説明どおり良さそう。

　とくにアマチュア無線家の間に話題になっているのが、広告ページに載っている画像の数々だ。公開された物件写真の中にはアンテナタワーや無線設備が写っているのだ。

　庭には地上高20mはあると思われる作業踊り場付きの自立式四角タワー。マストの先端にはHF帯のマルチバンドアンテナや50MHz帯の7エレメントなどが取り付けられている。