米国エレクラフト社は2016年5月16日、人気のHF/50MHz帯小型トランシーバー「KX3」よりも小さい、ポケットサイズのHFトランシーバー「KX2」を、現地時間の5月20日(金)から22日(日)まで開催される「Dayton Hamvention(デイトン・ハムベンション)」と、QRPファンの国際イベント「For Days In May」で公開することを発表した。
【追記:プロモーション動画】
●KX Line on Ormes Peak – SOTA
●KX2 to KX3 S2S(Summit to Summit)
エレクラフト社の日本における総代理店、エレクトロデザイン株式会社の5月18日付けブログ記事によると、この新製品「KX2」は3.5MHz帯から28MHz帯までの各バンドをカバー(1.8MHz帯は受信のみ可能、50MHz帯は非対応)。重量は368g(オプション、電池を除く)、サイズは147W×71H×38Dmmと公表されている。前面パネルで比較すると、日本の官製ハガキ(148W×100Hmm)やiPhone 6s Plus(158.2W×77.9H×7.3Dmm)よりも小さい、文字通り“ポケットサイズ”の超小型HFトランシーバーだ。
このサイズを実現したにもかかわらず、驚くことに液晶ディスプレイは「K3s」や「KX3」と同タイプを使用していることから、KX2は両モデルとほぼ同等の機能を搭載していると推測できる。またオプションでリチウムイオン電池を内蔵でき、オートアンテナチューナーを含む各種のオプションが用意されるという。
KX2本体には内蔵スピーカーのほか、マイクも内蔵しているためにハンディ機のような運用が可能となっている。
●KX2の概略仕様
寸法:147W×71H×38Dmm
重量:368g(オプション、電池を除く)
バンド:3.5MHz帯から28MHz帯のアマチュアバンド(JA向けは5MHzを除く、1.8MHzは受信可)
モード:SSB/CW/DATA(CW/DATAはデコーダ内蔵)
出力:最大10W
受信消費電流:135mA
電池:2.6Ahリチウムイオン電池内蔵可(オプション)
電池残量表示:Ah(アンペア・アワーで電池残量を表示)
操作部:4つまみ、12個のボタン
マイク、スピーカー:本体に内蔵
チューナー:KXAT2ワイドレンジ内蔵チューナーオプション
専用パドル:KXPD2
●KX2の価格とオプションの詳細
KX2本体:$749
マイクMH3:$59.95
専用パドルKXPD2:$109.95
小型キャリングケースCS40:$29.95
中型キャリングケースCS60:$39.95
内蔵時計とI/O KXIO2:$69.95
オートチューナー KXAT2:$179.95
100Wアンプケーブル KX2ACBL:$9.95
内蔵電池 KXBT2:$59.95
専用チャージャー KXBC2:$6.95
同製品の詳細はエレクトロデザイン株式会社のブログ参照のこと。
●関連リンク:
・米国エレクラフト社が超小型HFトランシーバ KX2を発表(ブログ エレクトロデザインニュース )
・ELECRAFT INC.
・Dayton Hamvention
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