一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は、きょう6月26日(日)13時から東京都新宿区の民間会議施設で「第5回定時社員総会」を開催中だ。各議案が審議され、第1号議案「平成27年度決算の件」、第2号議案「役員選任の件」は賛成多数で可決されたが、第3号議案「定款の変更の件」は定款変更に必要となる出席者の3分の2の賛成票が得られず否決となった。
JARLは2011年秋の一般社団法人化を機に、会員(正員)すべてに参加・議決の権利があった「通常総会」の制度を廃し、正員から選挙で選ばれた「社員」によって行われる、代議員制の「社員総会」へ移行した。社員の定数は138名だが、現在は一部の地域で欠員が生じているため総数は127名となっている。
その第5回目となる定時社員総会が、きょう6月26日(日)13時から東京都新宿区にある民間の会議施設「ベルサール西新宿」で開催されている。
議事開始前に事務局が発表した「総会成立審査」の結果は次のとおり。
・議決権を有する社員総数:127名
・議決権の数:127個
・6月26日12時50分現在の出席社員数:116名
・議決権行使書の提出社員:4名
・委任書面による出席社員:1名
・合計出席数:121名
(定款に規定された過半数64名を超えているので総会は成立)
議事では第1号議案「平成27年度決算の件」、第2号議案「役員選任の件」、第3号議案「定款の変更の件」の順で討議された。第2号議案では理事候補者17名、監事候補者2名に対して1名ずつ個別に就任の賛否を挙手で採決したが、今回は反対多数となる候補者はなく、17名の理事、2名の監事が決定した。
また連盟に「名誉会長」をおけるようにするという第3号議案は、挙手採決で58名が賛成したが、定款改正に必要な出席者の3分の2には達せず否決となった。なお質疑応答の中で山之内会長からは「皆さんが想像している通りの方(の名誉会長就任)を想定している」「読売新聞に連載された“ハローCQ”が非常に評判良く、88歳という高齢ながらお元気で現在でも政財界にパイプがある」といった説明があった。
同社員総会は現在、「平成27年度事業報告」などの報告事項に入っており、夕刻には終了する見込みだ。その後、選任された理事らによる新理事会が別室で開催され、互選によって新たな会長、副会長が決定する予定となっている。
●関連リンク:JARL第5回定時社員総会開催される(速報)(JARL Web)
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