2016年6月22日、インド宇宙研究機関(ISRO)はPSLVロケットを使用し、アマチュア無線バンドの送受信機能を搭載した複数の衛星ち上げに成功している。衛星の中にはアマチュア無線家向けのデジタル蓄積転送型メッセージ発信システムを搭載した「Swayam-1(1U CubeSat)」も含まれている。
Swayam-1は極軌道衛星で437.025MHz(出力1W)で運用されている。同衛星の開発に関わった、プネー工業大学CSATチームのRupesh Lad氏(VU2LRD/VU2COE)は「我々は、皆さんからの437.025MHz CWビーコンに関する受信報告を待っています。我々のWebサイトで利用できるSwayamビーコン信号デコーダに“beacon”と入力すれば、デコードされたビーコン・データを得ることもできます」と述べている。
なお、このほかに同じロケットで打ち上げられたインドのアマチュア無線衛星は次のものがある。
・BEESAT-4(435.950MHz 4800bps GMSK/CW)
・BIROS(437.525MHz 4800bps GMSK)
・Max Valier(ダウンリンク145.860MHz、CWビーコン145.960MHz)
・Sathyabamasat(145.980MHz 2400bps BPSK)
(ARRLニュース 6月23日 ※許可を得て抄訳転載/(C)ARRL )
●関連リンク:
・India Launches Amateur Radio Satellites(ARRL NEWS)
・Mission SWAYAM
●いったん広告です: