九州総合通信局はこのほど「平成27(2015)年度 九州管内の電波監視概況」をとりまとめて発表した。混信・妨害申告の状況においては前年度に比べて横ばい傾向だったが、重要無線通信妨害に係る申告については、前年度より20件多く158件となり増加傾向が見られる。なかでも海上関係の混信妨害事案が多く、99件で全体の62.7%に及んでいる。続いて航空関係が34件で21.5%、消防が8件で5.1%、鉄道事業が6件の3.8%と続く。重要無線通信妨害以外では、アマチュア無線が86件、71.1%で全体の8割を占めている状況だ。
今回、公表された資料は「九州管内の電波監視概況」と「平成27年度の主な措置事例」。「九州管内の電波監視概況」は、「1.混信・妨害の申告状況」「2.不法無線局の措置状況」「3.電波利用環境保護に係る周知・啓発活動等」の3つに分かれている。
PDF形式で「九州管内の電波監視概況」と「平成27年度の主な措置事例」が数値資料として発表されている(同報道資料から)
詳しくは下記の関連リンクから、九州総合通信局の報道発表で確認してほしい。
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク:
・九州総合通信局 平成27年度九州管内の電波監視概況
・九州管内の電波監視概況(全体版)(PDF型式)
・平成27年度の主な措置事例(PDF型式)
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