先週のアクセスランキング1位となったのは、総務省が7月21日に公表した「規制の簡素合理化に関する調査」に対する「見直し(勧告)に対するその後の改善措置状況(2回目のフォローアップ)~関係者からの意見・要望への対応~」の中で、アマチュア無線の規制の簡素合理化勧告が平成27(2015)年6月17日に総務省へ伝えられ、その後の改善措置状況に係る回答が総務省より平成28(2016)年6月24日にあったという記事だった。一部を抜粋すると、「申請書様式等に見直すこととした」「無線従事者の資格による申請可能な範囲を踏まえた入力方法の簡素化についても検討」「平成28年度中を目途に結論を得る(平成30年度に施行予定)」としている。
2位は、今年5月に米国で開催された「デイトン・ハムベンション」で、八重洲無線の新製品として初お披露目されたHF/50MHz帯のオールモード機「FT-891」。今回、同社の国内向けWebサイトに“アマチュア無線のアウトドア運用をもっと楽しくアクティブに”というキャッチフレーズで「FT-891シリーズ(FT-891/FT-891M/FT-891S)」と、同機種専用のオートマチック・アンテナチューナー「FC-50」の商品情報が掲載された。技術基準適合証明(技適)取得の手続きが終わり次第、早ければ7月下旬には発売が開始されるということだったが、ここにきて出荷が遅れるとの情報が飛び込んできた(7月30日現在)。予約したユーザーや販売店をやきもきさせている。
続く3位もメーカー関連記事で、固定用の大型アンテナやタワーのメーカーとして有名なクリエート・デザインが、2016年8月21日注文分から一部のアンテナとKTタワー、アンテナエレベータ類、関連オプション品などの価格を改定する。同社のアマチュア無線用製品の値上げは、2015年4月以来16か月ぶりとなる。さらに6位にも同社の記事がランクインしている。1.8/1.9MHz帯のコンパクトダイポールアンテナ「CD160」と、50MHz帯9エレロングジョンアンテナ「CL609」を新たに発売するほか、7/14/21MHz帯のトライバンド八木「714シリーズ」が各バンド内で広範囲にわたりVSWRを低減できる整合器搭載型にモデルチェンジしたというもの。これにより、それぞれのバンドで快適な広帯域運用が可能となるとしている。
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1)<総務省、規制の簡素合理化勧告に対する改善措置状況を公表>アマチュア無線の“免許手続等の簡素化合理化”について平成30年度に施行予定と回答
2)<国内向けWebサイトに掲載>八重洲無線、新製品HF/50MHz帯のオールモード機「FT-891シリーズ」の商品情報を公開
3)<一部のアンテナ、タワー、アンテナエレベータ類など>クリエート・デザイン、8月21日から製品価格を改定
4)<ライセンスフリー無線、夏の祭典!Eスポ&ダクト伝搬に期待>7月30日(土)21時から翌日15時まで「SUMMER VACATION(SV)2016」開催
5)<クーデター未遂事件>「トルコ共和国内にある全アマチュア無線局の免許取り消し」の情報が一部で流れる
6)<「714シリーズ」もモデルチェンジ>クリエート・デザイン、1.8/1.9MHz帯の「CD160」と50MHz帯の「CL609」を新発売!!
7)<2016年7月末から米国と欧州で販売開始へ>アイコムアメリカ、VHF帯航空無線機の「IC-A220」がFAA(連邦航空局)の技術基準承認を取得
8)<旨いお酒と音楽と、つまみはヴィンテージ測定器>東京・秋葉原、東洋計測器が計測器バー「Gauge(ゲージ)」をオープン
9)<「第2世代デジ簡登録局ガイド」を特集>三才ブックスが月刊「ラジオライフ」2016年9月号を刊行
10)関東総合通信局、警視庁との共同取り締まり時に電波法違反容疑で告発した4名のうち2名を容疑が固まり行政処分へ
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