アマチュア無線の資格を持ち、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の宇宙飛行士と、子どもたちが交信を行うプロジェクト「ARISSスクールコンタクト」。2016年8月20日(土)の17時50分JSTから、鳥取県大山町立大山小学校の6年生13人が「8J4DISS」のコールサインで交信を行う予定となっている。ISSから登場するのはJAXA所属の大西卓哉宇宙飛行士(KF5LKS)だ。
今回ARISSスクールコンタクトを行うのは鳥取県西伯郡大山町(だいせんちょう:34003E)にある、町立大山小学校だ。同校は児童数76名で今回は6年生の13名が、さる7月にISS(国際宇宙ステーション)に搭乗したJAXA宇宙飛行士の大西卓哉宇宙飛行士と交信を行う予定だ。
ariss.orgによると、8月15日現在で告知されている交信スケジュールは下記のとおり。
★鳥取県大山町立大山小学校(8J4DISS)
・日時(JST):2016年8月20日(土) 17時50分19秒~ 約10分間
国際宇宙ステーションのコールサインは「NA1SS」。ARISS JapanのWebサイトによると、ISSからは145.80MHzで音声信号が送られてくる。大西卓哉宇宙飛行士と日本の子供たちのARISSスクールコンタクトは今回が初めてで、交信は日本語で行われる。
過去、NA1SSから発射された宇宙飛行士の声は「見晴らしのよい場所で、ハンディ機に付属ホイップアンテナでも聞こえた」「アパートのベランダから斜めに付き出したモービルホイップでキャッチした」といった受信リポートがTwitterに書き込まれていた。ビームアンテナに仰角ローテーターといった本格装備がなくても、ISSの軌道が高く状態の良いタイミングなら、受信のチャンスはありそうだ。
宇宙飛行士との交信を楽しみに、準備を重ねてきた子供たちの夢を壊さぬよう、貴重な信号を静かにワッチするよう心掛けたい。
●関連リンク:
・Upcoming ARISS Contacts(ARISS.org 最新スケジュールを掲載)
・ARISSスクールコンタクト
・軌道データ提供システム(国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構/JAXA)
・鳥取県大山町立大山小学校
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