一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)の創立25周年記念行事として行われる「小笠原DXペディション」の団員21名が、2016年8月23日(火)11時に東京・竹芝桟橋を出発した。目的地の父島には24日(水)11時に到着の予定。同日午後から27日(土)午前まで「JD1YBV」のコールサインで、7/10/14/18/21/24/28/50MHz帯の各モードで夜間も含め運用を行う計画だ。
追記:8月24日11時32分、一行は無事に小笠原諸島 父島の二見港に到着した。夕方までにアンテナの設営が終わり、夕食後の19時台後半から7/10/14/21MHz帯でのQRVが確認されている(7MHz帯SSBでは8J25JARD/JD1のコールサインでも運用が行われた)。
JARDが行う「小笠原DXペディション」は、DXerでかつて「沖ノ鳥島DXペディション(7J1RL)」にも参加したJA1HQG 有坂JARD会長を団長に、一般公募で決定した7名、全国高校アマチュア無線連盟の高校生3名、中学生1名、教諭1名など、総勢21名で構成されている(うち女性4名)。
JD1YBVの運用について、JARDが発表した内容を抜粋で紹介する。
★JARD創立25周年記念 小笠原DXペディション『JD1YBV』運用のお知らせ
23日 (火)から、小笠原DXペディションとして小笠原父島へ出発します! JD1YBVの電波が聞こえていましたら、QSOをよろしくお願いいたします。
運用につきましては 団員が交代で行いますが、 メンバーの中には初めて運用する者や沢山の局から呼ばれることに慣れていない者もおり、呼んでいただいてもスムーズに対応が出来ないこともあるかとも思いますが、何卒よろしくお願いいたします。
あわせて、記念局『8J25JARD/JD1』の運用も行うこととしています。
・呼出符号:JD1YBV
・社団名称:JARD小笠原ハムクラブ
・運用場所:東京都小笠原村父島
・運用期間:8月24日(水)午後 ~27日(土)午前
・運用:無線機は3機種(200W、50W、10W)で同時運用
運用時間帯は主に日中となりますが、夜間運用も行います
・周波数帯:7、10、14、18、21、24、28および50MHz帯
運用の周波数及び電波型式は、Webの運用情報サイトを活用しオンエアー情報を発信予定
・モード:SSB、CW、RTTY、PSK31、JT65
主にSSBでの運用で行いますが、夜間はCW、データ通信での運用を行う予定です
・QSLカード:JARL QSLビューロー経由
台風9号の通過のため一時は実施が危ぶまれたが、「おがさわら丸」は予定通り23日11時に東京・竹芝桟橋を出航することになり、メンバー全員が同桟橋へ集合。有坂団長によるあいさつの後、記念写真の撮影を行って乗船した。なお竹芝桟橋への帰着は8月28日(日)午後を予定している。
●関連リンク:
・JARD創立25周年記念 小笠原DXペディション「JD1YBV」運用のお知らせ PDF(JARD)
・JARD創立25周年記念 小笠原DXペディションの団員募集結果 PDF(JARD)
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