アマチュア無線の資格を持ち、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の宇宙飛行士と、子どもたちが交信を行うプロジェクト「ARISSスクールコンタクト」。2016年10月1日(土)の17時11分JSTから、山梨県甲府市の山梨学院中学校の生徒が「8J1YGJH」のコールサインで交信を行う予定となっている。ISSから登場するのはJAXA所属の大西卓哉宇宙飛行士(KF5LKS)だ。
今回ARISSスクールコンタクトを行うのは山梨県甲府市にある私立の山梨学院中学校だ。同校は中高一貫の共学校で中学の生徒数は244名。今回は山梨学院の駐車場に無線局を設置し、JAXA宇宙飛行士の大西卓哉宇宙飛行士と交信を行う予定だ。
ariss.orgによると、9月27日現在で告知されている交信スケジュールは下記のとおり。
★山梨学院中学校(8J1YGJH)
・日時(JST):2016年10月1日(土) 17時11分36秒~ 約10分間
国際宇宙ステーションのコールサインは「NA1SS」。ARISS JapanのWebサイトによると、ISSからは145.80MHzで音声信号が送られてくる。大西卓哉宇宙飛行士と日本の子供たちのARISSスクールコンタクトは今回が2例目で、交信は日本語で行われる。
過去、NA1SSから発射された宇宙飛行士の声は「見晴らしのよい場所で、ハンディ機に付属ホイップアンテナでも聞こえた」「アパートのベランダから斜めに付き出したモービルホイップでキャッチした」といった受信リポートがTwitterに書き込まれていた。ビームアンテナに仰角ローテーターといった本格装備がなくても、ISSの軌道が高く状態の良いタイミングなら、受信のチャンスはありそうだ。
宇宙飛行士との交信を楽しみに、準備を重ねてきた子供たちの夢を壊さぬよう、貴重な信号を静かにワッチするよう心掛けたい。
●関連リンク:
・Upcoming ARISS Contacts(ARISS.org 最新スケジュールを掲載)
・ARISSスクールコンタクト
・SatTrack V3.1.6 (Orbit Prediction)のページ(7M3TJZ 安田氏)
・山梨学院中学校
・山梨学院中学校 公式Twitter
・山梨学院中学校 Facebookページ
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