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<5MHz帯開放を今後検討>総務省、「周波数割当計画の変更案に係る意見募集の結果、電波監理審議会からの答申」を公表

総務省は2016年10月14日、国際電気通信連合(ITU)2015年世界無線通信会議(WRC-15)の審議結果を受けた周波数割当計画の変更案に対する意見募集の結果、および電波監理審議会からの答申を公開した。この中でアマチュア無線家を含む個人3名から提出された、アマチュアバンドとして5MHz帯開放の要望に対し、総務省は「いただいた要望や関係業界のニーズ等を踏まえつつ、今回分配された二次業務のアマチュア業務が既存の無線業務に有害な混信を生じさせない条件などを検討した上で、今後検討して参ります」という同省の“考え方”を記載している。

 

 

 

 今回公表されたのは、2015年11月にスイス・ジュネーブで開催された「2015年世界無線通信会議(WRC-15)」において、無線通信規則の一部改正が発効されることに伴い、国内の周波数割当計画の一部を変更する告示案を総務省が作成。2016年8月27日から9月26日までの間、広く意見を募集(パブリックコメント)を行ったものの「結果、および電波監理審議会からの答申」となる。

 

 なかでもアマチュア無線にとって関心の高い、国内のアマチュアバンド5MHz帯(60mバンド)開放の要望は個人3名から意見が出さている(JARLやJARDをはじめ、アマチュア無線業界からの意見の提出は見られない)。

 

 以前、総務省は同様のパブリックコメントにおいて、5MHz帯アマチュアバンドを開放を実現する上で、「5250~5450kHz帯におけるアマチュア業務への二次的基礎での分配については適当でないため、Method B(分配しない)を支持する」としていたが、今回公表された「総務省の考え方」の中では、「今回分配された二次業務のアマチュア業務が既存の無線業務に有害な混信を生じさせない条件などを検討した上で、今後検討」という考えが記載され注目されている。

 

 

 

「周波数割当計画の変更案に係る意見募集」に対して提出された意見と総務省の考え方(一部抜粋)

 

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●関連リンク:
・総務省 周波数割当計画の変更案に係る意見募集の結果及び電波監理審議会からの答申
・「周波数割当計画の変更案に係る意見募集」に対して提出された意見と総務省の考え方(PDF形式)
・総務省 周波数割当計画の変更案に係る意見募集

 

 

 

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