2016年9月26日、インド宇宙研究機関(ISRO)のPSLV-C35ロケットで発射された衛星8基のうち、アマチュア無線バンドの送信機能を持つ2つの小型衛星「AlSat-1N」「Pratham」が670kmの極軌道に投入され飛行を続けている。
3U CubeSatのAlSat-1Nは、アルジェリアの学生プログラムとして、アルジェリア宇宙機関、英国宇宙機関(UKSA)、サリー宇宙センター(SSC)のスタッフとアルジェリアの学生との協力で製作された技術試験衛星(重量約7kg)。ダウンリンクは437.650MHz(9600bps FSK)で、受信リポート(デコード済みhexファイルと音声)を募集中だ。
同じく3uのCubeSatのPrathamは、インド工科大学(IIT)の学生によって作られたもので、1kmメッシュの解像度で電離圏全電子数の観測を行う(重量約10kg)。145.980MHzのCWビーコン(35WPM)が連続送信され、ほかにFSKダウンリンク(1200bps)が437.455MHzにある。
なおPrathamプロジェクトはFacebookページを開設している( https://www.facebook.com/iitb.student.satellite/ )。(ARRLニュース 10月12日 ※許可を得て抄訳転載、一部補記/(C)ARRL )
●関連リンク:New Satellites with Amateur Radio Payloads Launched, Monitored(ARRL NEWS)
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