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<東日本大震災の復興工事車両が影響!「不法無線局の申告」が6割増加>東北総合通信局管内における「平成28年度上半期各種相談・申告の受付状況」

東北総合通信局は「平成28年度上半期(4月~9月)における各種相談・申告の受付状況」を発表した。これは同総通へ寄せられた情報通信関係の相談・申告状況を取りまとめたもので、電気通信事業者、サービス、料金に関するものから、無線局に対する混信などに関する申告まで多岐に渡る。とくに「無線局に対する混信などの申告」は前年度同期に比べて3割以上増加。なかでも不法無線局に限ると、6割も増加している。

 

東北総通が発表した「平成28年度上半期における各種相談・申告の受付状況」の一部(同Webサイトから)

東北総通が発表した「平成28年度上半期における各種相談・申告の受付状況」の一部(同Webサイトから)

 

  青森県、山形県、岩手県、秋田県、福島県の5県を管轄する総務省東北総合通信局では、11月10日に「平成28年度上半期における各種相談・申告の受付状況」を発表した。報告によると、相談・申告の受付件数は全体で565件、前年度上期と比較して108件(24%)増加した。

 

 相談内容でとくに多かったのは、テレビ・ラジオ放送の受信障害などに関する「放送関係」だった無線局に対する混信などに関するデータを見ると、無線局の混信のうち、不法無線局に関するものが51件(49%)ともっとも多く、続いて運用違反に関するものが38件(36%)だった。

 

 

 無線局の混信に関するる申告の特徴として、「東日本大震災の復興区域に出入りしている車両に設置されたアマチュア無線局に関する申告が大半を占めます」と報告している。

 

 

無線局関係では、「不法無線局」「運用違反」「音声入感」など、「その他」を除き前年度同期より申告件数が増加していることがわかる(同Webサイトから)

無線局関係では、「不法無線局」「運用違反」「音声入感」など、「その他」を除き前年度同期より申告件数が増加していることがわかる(同Webサイトから)

 

 また電磁環境に関する申告では、とくに多かったのが「無線局が原因による電子・家電機器の誤動作」で8件(33%)、続いて「生体電磁環境」で7件(29%)となっている。これらを合わせると全体の過半数以上となる。

 

 

電波環境関係を見ると、前年度同期データ同様に「原因不明の電子・家電機器の誤動作」「生体電磁環境」の2つだけで全体の過半数以上を占めた(同Webサイトから)

電波環境関係を見ると、前年度同期データ同様に「原因不明の電子・家電機器の誤動作」「生体電磁環境」の2つだけで全体の過半数以上を占めた(同Webサイトから)

 

 

 東北総合通信局では「今後とも情報通信を安心・安全に利用できる環境の確保に取り組み、相談者には丁寧に説明し対応することに努めてまいります」と説明している。

 

 

 

●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで

 

 

 

●関連リンク:
・東北総合通信局 平成28年度上半期における各種相談・申告の受付状況
・東北総合通信局 平成28年度上半期における各種相談・申告受付状況の詳細(PDF形式)

 

 

 

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