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<年間アクセスランキング付き!!>hamlife.jpの掲載記事で振り返る「2016年アマチュア無線界の話題」

2016年も残り9時間を切った。年末恒例のスペシャル企画として、この1年のhamlife.jp掲載記事で振り返る「2016年アマチュア無線界の話題」をお届けしよう。

 

 

2016rank

 

 

 まず、2016年にhamlife.jpに掲載した記事の中から、反響の大きかったものをキーワード別で振り返ってみよう。

 

 

★相次ぐ新製品の発表~アマチュア無線機編~

 

 2016年は新たに発売されたり、開発が発表されたアマチュア無線機が多かった。
 5月には米国のデイトン・ハムベンションの会場で、ケンウッドが同社初のAPRS/D-STARを搭載したハンディ機を発表。この時点で型番はなかったが、8月に東京で開催されたハムフェア2016で「TH-D74」と発表され、秋から発売がスタートした。また同じくデイトン・ハムベンションでは八重洲無線が「FT-891」、米国エレクラフトが「KX2」を発表した。

 

【追記:プロモーション動画】<デイトン・ハムベンションで公開へ>米国エレクラフト社、KX3よりも小さいポケットサイズのHF機「KX2」を発表!
https://www.hamlife.jp/2016/05/18/elecraft-kx2/

 

【追記:プロモーション動画】<デイトン・ハムベンション2016>JVCケンウッドはD-STAR+APRSハンディ、八重洲無線はFT-891を参考出品!!
https://www.hamlife.jp/2016/05/21/hv2016/

 

 さらに8月のハムフェア2016の会場では、アイコムがHF/50MHz帯オールモード固定機の「IC-7610」を参考出品。後にこのモデルはダイレクトサンプリング方式を搭載したハイスペック機であることが明かされ、2017年初夏の発売に向けて開発が進められている。

 

【動画追加!! ハムフェア2016速報】<異なるバンド・モードが2波同時受信可能>アイコム、HF/50MHz帯固定機「IC-7610」を発表!!
https://www.hamlife.jp/2016/08/20/hamfair2016-icom-ic7610/

 

<当日の講演内容と画像を掲載、動画もあり!!>アイコム本社イベントで展示された「IC-7610(動作サンプル機)」写真集
https://www.hamlife.jp/2016/12/11/ic7610-sample-photo-movie/

 

 そのほかでは「ターミナルモード」「アクセスポイントモード」を搭載したD-STARハンディ機の「ID-51新機能プラスモデルII」や広帯域受信機の「IC-R8600」「IC-R30」も参考出品で登場。このうちIC-R8600は2017年の早い時期に発売が開始されそうだ。

 

【ハムフェア2016】<10kHz~3GHzをカバー、デジタル通信にも対応!!>アイコム、広帯域受信機「IC-R8600」「IC-R30」を発表!!
https://www.hamlife.jp/2016/08/20/icom-icr8600-icr30/

 

【撮り下ろし写真37枚掲載】<各種のデジタル通信が聞ける!!>アイコムの新製品、広帯域受信機「IC-R8600」写真集
https://www.hamlife.jp/2016/12/30/icom-icr8600-sample-photo/

 

 また八重洲無線は、FT-991のバンドスコープをリアルタイム動作に変更した「FT-991A」を発表。旧モデルのFT-991の出荷開始からわずか1年半でマイナーチェンジが行われたことはFT-991愛用者を悔しがらせたが、同社はFT-991を991Aと同等のスコープ機能にする改修サービス(有償)を行うことを発表した。

 

<リアルタイムスペクトラムスコープを新搭載!!>八重洲無線、新製品「FT-991Aシリーズ」を発売へ
https://www.hamlife.jp/2016/08/18/yaesu-ft991a-release/

 

<改修費用は48,000円+税>八重洲無線、FT-991ユーザーに向けた「リアルタイムスペクトラムスコープ」有償アップグレードを11月14日から受け付け
https://www.hamlife.jp/2016/11/15/ft991-kaisyu/

 

 

★相次ぐ新製品の発表~ライセンスフリー無線編~

 

 ライセンスフリー無線の世界も新機種の登場が相次いだ。351MHz帯デジタル簡易無線登録局では、1月にJVCケンウッドが「TPZ-D553」、八重洲無線が「VXD1」という小型ハンディ機を相次いで発表。さらに9月にはアイコムが「IC-DPR30」を発表した。
 また特定小電力ハンディ機では6月にFRCが腕時計型の「FT-20W」を、12月にはアルインコが「DJ-R200D」を発表。前者はユニークな形状で、後者はハイスペックな機能を満載したことで話題となった。

 

<業界最小サイズのハンディ機>JVCケンウッド、351MHz帯のデジタル簡易無線機(登録局)「TPZ-D553」を発表!!
https://www.hamlife.jp/2016/01/15/jvckenwood-tpz-d553/

 

【Webサイトも公開】<出力1Wで「特小」並みのコンパクトさ>八重洲無線、351MHz帯のデジタル簡易無線機(登録局)「VXD1」を発表!!
https://www.hamlife.jp/2016/01/16/yaesu-vxd1/

 

<史上最小・最軽量で「上空用」を含む全35chを初実装>アイコム、351MHz帯デジタル簡易無線(登録局)の新モデル「IC-DPR30」を発表!!
https://www.hamlife.jp/2016/09/16/icom-icdpr30-release/

 

<“腕時計型”でハンズフリー通話が可能>エフ・アール・シー、特定小電力ハンディ機「FT-20W」を新発売!!
https://www.hamlife.jp/2016/06/12/frc-ft20w/

 

<超多機能で価格は39,800円(税別)>アルインコ、特定小電力ハンディの最上位機種「DJ-R200D」を発表!!
https://www.hamlife.jp/2016/12/06/alinco-djr200d-release/

 

 また4月には静岡県の計測機器メーカーであるサイエンテックスが27MHz帯の市民ラジオのポータブル機「SR-01」を発表。メーカー製では初となる新スプリアス対応の技適モデルで、これまでは旧スプリアス規格の使用期限を気にしながら中古機でオンエアをしていたCBerを喜ばせた。同モデルは14万円近い価格にもかかわらず予約が殺到したという。

 

【追記2:初期ロット瞬殺!合計200台の予約埋まる】<新スプリアス規格に適合!>サイエンテックス、8ch 500mW出力の新ポータブル市民ラジオ機「SR-01」開発・発売へ
https://www.hamlife.jp/2016/05/18/cb-sr01-2/

 

 

★創立90周年のJARL、会長にJG1KTC 髙尾義則氏が就任

 

 6月12日に創立90周年を迎えた一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は、6月26日に「第5回定時社員総会」を開催、2年に一度行われている通常選挙の結果、理事候補者に選出された全員の理事就任が認められた。また連盟に名誉会長職を置くための定款改定は否決された。

 

【速報】<JARL第5回定時社員総会>理事候補者17名はすべて選任、名誉会長を置くための定款改定は否決
https://www.hamlife.jp/2016/06/26/jarl-syainsoukai-report-2016/

 

 その後に開催された理事会で互選が行われ、会長にJG1KTC 髙尾氏、副会長にJG2GFX 種村氏とJA8ATG 原氏が選ばれ、新体制がスタートした。
 またJARLは青少年の会員増強のため、18歳未満の年会費と入会金を1年間実質無料にする「おためし入会キャンペーン」を期間限定で開催。これは12月から22歳未満までに拡大され、さらに小・中・高と大学のアマチュア無線部の会費助成を行う施策も行われている。

 

[追記:JARL Webで“就任挨拶”公開] 【速報】<JARL第5回定時社員総会>新会長にはJG1KTC 高尾氏を選出!! 新副会長はJG2GFX 種村氏とJA8ATG 原氏
https://www.hamlife.jp/2016/06/26/jarl-shinkaityou/

 

<18歳未満が対象、実質1年間会費無料の「おためし入会キャンペーン」実施へ>JARL、第30回理事会報告を会員専用ページに掲載
https://www.hamlife.jp/2016/08/05/jarl-rijikai-houkoku-30/

 

 

★25周年を迎えたJARD、記念事業と「スプリアス確認保証」

 

 8月に創立25周年を迎えた一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)は、記念行事として「小笠原DXペディション」を開催。公募から選ばれた参加者を含む26名が「JD1YBV」「8J25JARD/JD1」のコールサインで父島からオンエアを行い、実質2日半で4,200局と交信を行った。

 

<父島からの運用は8月24日午後~27日午前を予定>JARD「小笠原DXペディション(JD1YBV)」チームが東京・竹芝桟橋を出発!!
https://www.hamlife.jp/2016/08/23/jard-jd1ybv-pedition/

 

 またJARDの養成課程講習会修了者を対象にしたコミュニティサイトの「HAMtte」をオープンし、初心者の開局や運用の疑問点に答えるサポートや、交信相手を探す機能や各種掲示板が好評だ。

 

<開始3か月で1,500名以上が愛用中>JARD、受講者交流サイト「HAMtte(ハムって)」の登録状況を公表
https://www.hamlife.jp/2016/11/28/jard-hamtte-joukyou/

 

 そして平成19年以前の旧スプリアス基準で作られた無線機が、法改正によって平成34年12月以降は使えなくなる問題に対応するため、JARDは9月からアマチュア機の「スプリアス確認保証」をスタートした。現在ではおよそ950機種の旧スプリアス機器が新スプリアス規格もクリアしていると確認でき、これらの機種はJARDへ申し込むだけで平成34年以降も継続して免許が受けられるようになった。

 

<旧スプリアス機器の“救済”スタートへ>JARD、9月1日から「スプリアス確認保証」の開始を発表!!
https://www.hamlife.jp/2016/08/01/jard-spurious-kakunin-hosyo/

 

 なおJARDは2016年11月1日の理事会で、有坂芳雄会長(JA1HQG)の辞任を了承するとともに、新会長に公益財団法人 日本無線協会の元理事長で電気通信大学名誉教授の三木哲也氏(JA1CIN)を選任した。有坂氏は同財団の顧問に選任された。

 

JARD新会長に三木哲也氏(JA1CIN)が就任
https://www.hamlife.jp/2016/11/03/jard-shinkaicho-ja1cin/

 

 

★相次ぐ電波法違反の摘発、オーバーパワーやJT65のバンド逸脱も

 

 2016年は各地の総合通信局が発表する「電波法違反」関連の記事が多い1年でもあった。hamlife.jpで紹介した電波法違反関連の記事数は実に150件以上にのぼる。
 相変わらず多いのは、無線局免許のないアマチュア無線機を車両に搭載して摘発された例だが、2016年は「アマチュアバンドを逸脱してJT65を運用した」というアマチュア無線家が、無線局の運用停止処分および無線従事者の従事停止処分を受けたという発表が全国で11人を数えた。

 

<電波監視で発覚!デジタル文字通信「JT65」のオフバンド(3.576MHz)運用>東北総通、福島県在住の2アマほか計2名に対し37日間の行政処分
https://www.hamlife.jp/2016/10/27/huhou-musenkyoku-torishimar-5/

 

 さらに2016年4月には、岡山県新見市のアマチュア局が電波の強さを測定され“オーバーパワー”で運用したとして、免許人が17日間の従事停止処分を受けるという事例が明るみになり、衝撃が走った。

 

<電波監視で電波の強さを測定>オーバーパワー発覚! 岡山県新見市のアマチュア無線家に対し従事停止17日間の行政処分
https://www.hamlife.jp/2016/04/06/huhou-musenkyoku-torishimari-370/

 

 

★自然災害、話題、そして訃報

 

 4月14日と16日に発生した熊本地震は多大な被害を与えたが、熊本市の無線ショップ「無線のクマデン」は、店内の被害状況をFacebookで報告。11日後に届いた営業再開の報には多くのハム仲間が喜んだ。
 また地震発生直後には、アマチュア無線家がWIRES-Xのエマージェンシールームを使って安否確認や状況報告を行った。

 

【情報追記あり】<熊本県内、最大震度7の激震>アマチュア無線では九州各局が被害状況の交換も
https://www.hamlife.jp/2016/04/15/kumamoto-earthquake/

 

<再開までの11日間を写真で紹介>熊本地震で被災したショップ「無線のクマデン」、きょう25日から営業再開!!
https://www.hamlife.jp/2016/04/25/kumaden-saikai/

 

 8月29日早朝、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の大西卓也宇宙飛行士(KF5LKS)が、145.80MHzで日本語の“CQ”を出し、これに応答した京都市内のアマチュア無線家2局が交信に成功するというニュースは“ISSの宇宙飛行士が一般向けにCQを出してくれた”という驚きと“もしかしたら自分も交信できるかもしれない”という期待を持って広がった。大西宇宙飛行士はその後も余暇時間にCQを出し、地球へ帰還するまでに11局以上のJAと交信したようだ。

 

【音声ファイル公開】<京都市の2局が“CQ”に応答!!>国際宇宙ステーション(ISS)滞在中の大西卓哉宇宙飛行士、日本のアマチュア無線家と「一般交信」を楽しむ!!
https://www.hamlife.jp/2016/09/04/iss-oonishi-ippan-qso/

 

「ピコシリーズ」をはじめとするユニークなアマチュア無線機器やBCL関連製品の発売で知られる「ミズホ通信」の創業者、高田継男氏(JA1AMH)が2月に81歳で逝去されたというニュースを3月18日に報道。アマチュア無線界は悲しみに包まれた。後日、有志による「高田さんを偲ぶ会」が開催された。

 

【訃報】「ミズホ通信」創業者、高田継男氏(JA1AMH) 81歳
https://www.hamlife.jp/2016/03/18/ja1amh-sk/

 

<写真で見る>5月7日開催「JA1AMH 高田継男さんを送る会」に36名が出席
https://www.hamlife.jp/2016/05/08/ja1amh-farewell-party/

 

 

★現地取材の写真リポートを多数掲載

 

 いささか手前味噌ではあるが、hamlife.jpは今年も各地のアマチュア無線関連イベントに参加し、その模様を現地速報を行った(西日本ハムフェアー、KANHAM2016、ハムフェア2016、メーカーや販売店主催の自社イベント、JARD・JARLの行事など)。

 

<写真で見る>1,850名が参加!!「第15回西日本ハムフェアー」の模様
https://www.hamlife.jp/2016/03/09/nishiham-2016-2/

 

【KANHAM2016】<写真速報>「第21回 関西アマチュア無線フェスティバル」の会場スナップ
https://www.hamlife.jp/2016/07/16/kanham2016-report/

 

【ハムフェア2016】<新製品が多数登場し賑わった!!>メーカーブース中心の初日リポート
https://www.hamlife.jp/2016/08/20/hamfair2016-day1-report/

 

【写真追加】<IC-7610、IC-R8600を展示!!>12月10日(土)開催「アイコム本社アマチュア無線フェスティバル」現地速報
https://www.hamlife.jp/2016/12/10/icom-honsha-event-report-2016/

 

<写真で見る>3月12日に開催された「秋葉原 YAESU無線まつり」の模様
https://www.hamlife.jp/2016/03/13/akiba-yaesu-matsuri-report/

 

 このほか2016年は、JARL福島県支部が行った標準電波局JJYの送信所「NICT おおたかどや山標準電波送信所」見学会や、46.5MHzで出力1000kWという京都大学の「信楽MUレーダー」の施設見学会などに同行取材し、その模様を詳しい写真で紹介している。見逃した方はぜひこの機会に読んでいただきたい。

 

【写真で見る“JJY”】<250m高の傘型アンテナで長波40kHzを送信!!>JARL福島県支部、「NICT おおたかどや山標準電波送信所」見学会を開催
https://www.hamlife.jp/2016/06/14/jarl-fukushima-jjy-kengakukai/

 

【写真で見る】<46.5MHzで送信出力1000kW、クロス八木アンテナ475本>アンテナと送信機に圧倒!! 「信楽MUレーダー」見学ツアーの模様
https://www.hamlife.jp/2016/10/14/shigaraki-mu-radar-kengaku-report/

 

 また海上保安庁が1670.5kHzで行ってきた船舶気象通報局(灯台放送)が2016年9月30日で終了することとなり、hamlife.jpでは終了当日に千葉県・犬吠埼灯台を訪問。送信アンテナのすぐ隣で受信した“最後の放送”を動画付きで報じた。

 

【最終放送の動画公開!!】中波1670.5kHzの船舶気象通報局(灯台放送)が「最後の日」を迎える--灯台には別れを惜しむ受信ファンの姿も
https://www.hamlife.jp/2016/09/30/senpakukisyou-haishi-inubou/

 

 

2016年の年間アクセスランキングは次ページで公開!!

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