第58次日本南極地域観測隊の一員であるJG2MLI・吉川氏が、自身のブログ「こちらは8J1RL南極昭和基地です」によると、南極観測60周年を記念して南極昭和基地から初の記念局運用を予定している「8J60JARE」のオンエアーが現地でスタートしたことを伝えた。
【追記:「8J60JARE」のオンエアーリポートを確認!】2017年2月24日(金)11時30分
日本時間2月24日(金)午前2時過ぎ、10MHz帯で「8J60JARE」のオンエアーリポートがリアルタイムのDX局オンエアー情報がわかるクラスタ「DXSCAPE」にアップされた。
●昭和基地、創設60年 日本の南極観測の拠点-ドローン撮影(KYODO NEWS/共同通信社)
●しらせ、昭和基地沖に接岸 4年連続で成功-ドローン撮影(KYODO NEWS/共同通信社)
南極昭和基地に常設されているJARL局の「8J1RL」と合わせ、南極観測60周年を記念した「8J60JARE(JARE:Japanese Antarctic Research Expedition)」の運用が2017年1月から約1年間の予定で計画されていたが、1月中はシステムの不調や隊員の多忙などでオンエアーに至らなかった。
今回、日本南極地域観測隊の一員であるJG2MLI・吉川氏のブログが、当地から2月19日(日)深夜に「8J60JARE運用開始」というタイトルで更新され、「まだ完全ではありませんが、2/16(木)に除雪で切断されていた同軸ケーブル120m×2本の引き直しと、20(日)にWARCバンド(10/18/24MHz)DPの設営をとりあえず終え、南極観測60周年記念局の運用を開始しましたのでお知らせします」と伝えている。「8J60JARE」の運用がスタートしたようだ。
日本南極地域観測隊のメンバーには、毎回アマチュア無線の有資格者が複数含まれるが、第58次隊は女性の越冬隊員(6名)のうち3名がアマチュア無線資格を所持しているという。コンディションがイマイチだが、オンエアーの体制が整ったいま、南極昭和基地から運用される初の記念局とのQSOに期待したい。
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<昭和基地からアマチュア無線の特別局が初オンエアー>第58次 日本南極地域観測隊、「南極観測60周年」を記念した“8J60JARE”を運用!!
●関連リンク:8J60JARE運用開始(吉川隊員のブログ「こちらは8J1RL南極昭和基地です」)
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