八重洲無線が開発したVoIP通信システム「WIRES-X」。2017年3月29日現在、無線クラブや個人によって開設された「ノード局」(アクセスポイント)の登録数は全世界で5,766局にものぼる(日本国内:2,229、北米・南米:1,893、ヨーロッパ・アフリカ:1,416、アジア・オセアニア:228)。これらのうち“現在稼働しているノード局”を現在位置から近い順にマップ上に表示できるiPhoneやiPadなどのiOS対応アプリ「WiresApps」の公開が始まった。App Storeから無料でダウンロードし利用できる。
「WiresApps」はJN1OLJ 森川氏が開発したiOSアプリで、iPhone/iPadユーザーはApp Storeにアクセスしアプリ名検索を行うと容易に見つけることができる。同氏はこのアプリについて「以前に同様のものをWEBアプリで作成しましたがネットワークに接続できない時こそ必要と考え、オフライン環境でも使えるスマホアプリにしました」と説明している。
このアプリをインストールし立ち上げるとマップが出現する。下部の「search nodes」をタップすると、GPSで取得した現在位置(またはマップの中心)から近い順にWIRES-Xのアクティブノード局がリストアップされ、マップ上にはピン(デジタルノードは赤、アナログノードは青)で表示される。マップは自由に動かすことができ、日本だけでなく海外ノード局の表示にも対応している。
マップに表示されているノード局のピンをタップすると、その局のノードIDや周波数を表示。さらに(i)をタップすると画面が切り替わり、ノード局が登録している詳細情報が表示される(リスト内の(i)をタップしても同様)。
またセットアップ画面では、マップ上に表示するピンの最大数を変更したり、八重洲無線のサーバーが管理している最新のアクティブノード局のデータを取得しマップを更新することが可能だ。
WIRES-Xのユーザーには便利な大変便利なアプリなので、iOSユーザーはダウンロードし活用するとよいだろう。
●関連リンク:WiresApps(iTunes Preview)
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