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<平成29年度“電波監視”予算は93億円!>総務省、「電波監視業務の実施」「不法無線局等の出現数・措置数」データを更新

この度、総務省は「電波監視業務」に関するデータを更新した。それによると、平成29(2017)年度の電波監視予算は93億円に達した。前年度、平成28(2016)年度が62.9億円だったため、約30億円の増加。過去10年間に遡ってもっとも多い。一方、平成27(2015)年度の不法無線局の出現数は5,152件で減少傾向が見られ、措置状況は2,386件と昨年度より増加傾向となっている。

 

総務省「電波監視業務の実施」から

 

 公表された電波監視予算の内訳の「施設整備費」「その他(予算額-施設整備費)」で、ともに大きな増加が見られる。総務省の電波監視システムには、主な設備として以下の4つが挙げられる。

 

 

・遠隔方位測定設備/DEURS-D(DEURS Direction finder)

 

・不法無線局探索車/DEURS-M(DEURS Mobile)

 

・短波監視施設/DEURS-H(DEURS HF direction finder)

 

・宇宙電波監視システム/DEURAS-S(DEURS Space radio monitoring)

 

 詳しくは下記の関連リンクから確認できる。

 

 

 

 もう1つ、公表された平成27(2015)年度の不法無線局等の出現数・措置数は、「外国規格無線局」「不法特定船舶局」「不法簡易無線局」などが含まれる「その他」が3,221件ともっとも多く、続いて「不法アマチュア無線(1,291件 )」「不法市民ラジオ(375件)」「不法パーソナル無線(265件)」と続く。

 

 平成27(2015)年度の不法無線局の措置状況(2,386件)では、告発が230件、指導が2,156件だった。ここでは「その他」1,555件ともっとも多く、続いて「不法アマチュア無線(631件 )」「不法市民ラジオ(52件)」「不法パーソナル無線(148件)」となっている。

 

 

総務省「不法無線局等の出現数・措置数」から

総務省「不法無線局等の出現数・措置数」から

 

 

 

 

●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで

 

 

 

 

●関連リンク:
・総務省 電波監視業務の実施
・総務省 不法無線局等の出現数・措置数
・総務省 混信に関する申告状況
 ・総務省 遠隔方位測定設備(DEURS-D)
・総務省 遠隔方位測定設備(DEURS-M)
・総務省 短波監視施設(DEURS-H)
・総務省 宇宙電波監視施設(DEURS-S)
・総務省 電波監視システム

 

 

 

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