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<夢はHFでの遠距離QSO!!>福井県の車いす男性(48歳)、自宅でeラーニング養成課程を受講し「3アマ」を取得

一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)は2017年4月から、誰でも自宅で受講可能な「eラーニング方式」による第3級アマチュア無線技士の養成課程を毎月開講している。このほど手足の機能障害で車いすを使用している福井県の男性(48歳)が同養成課程を受講し、見事に3アマ資格を取得した。男性は7月から2アマのeラーニング養成課程も受講する予定で、「最終的には1アマを取得し、HFでの遠距離QSOを楽しみたい」と目標を語っている。

 

 

eラーニング養成課程を自宅で受講し、3アマに合格した中川さん

 

 

 この男性は、福井県敦賀市の中川紀夫さん(48歳)。頸髄損傷により手足に機能障害があるため、日常生活に車いすを使用している。

 

 中川さんはかつて900MHz帯のパーソナル無線を楽しんだ経験があり、最近は自宅に居ながらにして世界と交信でき、万一の災害時の通信手段として役立つアマチュア無線に関心を持ち、資格取得を考えていたという。

 

 2017年3月、福井県内で4アマの養成課程講習会が開催されることを知り、受講を考えたが、講習会場が車いすで入場可能なバリアフリー構造になっていなかったことから断念。その際、JARDのスタッフから「4月になると、誰でも自宅で受講が可能な3アマのeラーニング養成課程が始まるので、そちらを受けてみてはどうか?」と勧められ、一足飛びに3アマに挑戦することを決意した。

 

 中川さんは筆記をすることが困難なため、学習はJARDから送られてきた3アマ用の標準教科書にある公式や法律の条文を“音読”で1つずつ暗記し、パソコン画面に出題される練習問題を解いてみて、正答とその解法を確認するという方法で進めた。毎日集中して学習を行い、4月中旬には早くも学習到達度の最終確認となる「判定試験(模擬修了試験)」をパソコンで受けるところまで進んだという。

 

3アマの標準教科書。この内容を“音読”で暗記したという

 

 eラーニング養成課程の場合、この判定試験にパスした受講者は、本番の試験である「修了試験」の申し込みができるようになる。この試験は通常、全国200か所にある「CBTセンター」に出向いて受験するのだが、中川さんの自宅から行けるCBTセンターがバリアフリー構造になっていなかったことから、JARDは関東総合通信局と協議を重ね、“特例”として自宅で修了試験を受験できるように取り計らった。

 

 4月25日、JARDの試験官2名が中川さんの自宅を訪問。封筒から出された試験問題に口頭で答えるという形式で修了試験が行われた。そしてJARD本部で採点の結果、見事に合格と判定され、4月28日には合格通知が届き、5月中旬には3アマの無線従事者免許証が到着したという。

 

5月中旬には念願の無線従事者免許証が到着した

 

 中川さんは「自宅に試験官がやってきての修了試験は緊張しましたが、無事に合格して免許証を受け取れたのは嬉しかったです。家族も喜んでくれました。次は7月から始まる2アマのeラーニングを受講することにしました。最終的には国家試験で1アマの資格も取り、それから開局したいと思っています。アンテナ建設など多くの方にサポートしていただくことになると思いますが、自宅にHF帯の100W局を設置して、オールバンドでできるだけ遠いところと交信するのが夢です。その実現のため次の2アマの勉強も頑張ります」と語っていた。

 

 なおJARDは、誰でも受講可能な3アマのeラーニング養成課程を毎月開講している(各月の定員は100名)。Webサイトにはこれまでに受講し合格した人の体験談も掲載されている。詳細は下記関連リンク参照。

 

JARDのeラーニング養成課程の案内サイト

 

 

 

●関連リンク:
・3アマeラーニングの募集案内(JARD)
・3アマeラーニングの受講体験記(JARD)

 

 

 

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