一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)は2017年7月1日、同協会が昨年9月から実施している「スプリアス確認保証」の対象となる無線機器のリストを更新し、新たに16機種の追加を行った。この結果、同協会でスプリアス確認保証が可能な機器は合計974機種になった。また今回から「メーカー測定により新スプリアス規格適合が確認されている機器リスト」と「機器単体で新スプリアス規格適合機器として保証ができない機器リスト」も掲載された。これらのリストはJARDのWebサイトからPDFで閲覧、ダウンロードできる。
JARDが新たに公表したのは「スプリアス確認保証機器リスト(H29.7.1版)」。同協会がスプリアス確認保証を行えるアマチュア無線機のリストで、前回11月1日に公開された「H28.11.1版」を全面改定した。今回から追加された16機種を含み、スプリアス確認保証が可能な機種の総数は974となった。
新たに「保証可能機種」として追加された16機種は下記のとおり。今回は八重洲無線のFT-101Z(ZD)やケンウッドのTS-820D、松下電器産業のRJX-601など、懐かしい機種が加わった。
<八重洲無線>
・FT-101Z(ZD)
・FT-101ZS
・FT-101ZSD
<トヨムラ>
・KT-22
<アツデン>
・PCS-5000H
・PCS-5800H
・PCS-6000H
・PCS-6300H
・PCS-6500H
・PCS-6800H
<松下電器産業>
・RJX-601
<ケンウッド>
・TS-820D
・TS-950SD/100
・TS-950SD/50
・TR-9000
・TR-9300
このほかJARDが発表した「メーカー測定により新スプリアス規格適合が確認されている機器リスト」は次のとおりだ。
また「機器単体で新スプリアス規格適合機器として保証ができない機器リスト」は次のとおり。その理由については「これらの機器は、JARDが平成28年2月から実施したスプリアス実態調査において、皆様が免許を受けて実際に運用されている実機をお借りして、複数台測定した結果、機器単体では新スプリアス規格を満足している事が確認できなかったものです。(使用状態や経年変化による個体差もあると思われます)」と説明されている。
JARDが7月1日付けで発表した「スプリアス確認保証可能機器リスト」の詳細は下記関連リンク参照のこと。
●関連リンク:
・PDF 「スプリアス確認保証可能機器リスト」を更新しました(JARD)
・スプリアス確認保証業務のご案内(JARD)
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