第四級、第三級アマチュア無線技士の養成課程講習会や、上級ハム国試受験のための通信教育講座を開催している株式会社キューシーキュー企画が、このほど過去6年間(平成24年8月期~平成29年4月期)に行われた第一級・第二級アマチュア無線技士国家試験、合計15回分の「申請者数」「実際の受験者数」「合格者数」「合格率」をわかりやすくグラフ化して公開した。
キューシーキュー企画のWebサイトの中で「平成24年8月期~平成29年4月期 第一級及び第二級アマチュア無線技士国家試験受験状況」という興味深い資料がPDF形式で公開された。
これは日本無線協会が発表している各期ごとの上級ハム国試の試験結果をまとめ、「申請者数」「実際の受験者数」「合格者数」「合格率(合格者数÷受験者数)」の関係をわかりやすいグラフに加工したものだ。
グラフは下記のとおり。
全体的に見ると、受験者数は2アマよりも1アマのほうが多いことがわかるだろう。
目立つのが、いままで50~40%で推移していた1アマ国家試験の合格率が、なんと前回の平成29年4月期では28%まで低下! この試験から出題内容が大きく変わり、受験者から「過去の出題よりも難しくなった」との声が挙がっていたが、それを裏付ける結果となっている。
一方、2アマは試験期によって合格率が大きく変動する傾向が見られるが、平成29年4月期の2アマ合格率は51%と上昇したことがわかる。
なお同社は今後、「特殊無線技士国家試験受験状況」も、わかりやすいグラフ化を行って公開する予定で準備を進めているということで、こちらも注目していきたい。
●関連リンク:
・平成24年8月期~平成29年4月期 第一級及び第二級アマチュア無線技士国家試験受験状況(PDF形式/キューシーキュー企画)
・キューシーキュー企画
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