日本のアマチュア無線機器メーカーの業界団体「日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)」の技術委員会は、毎年ハムフェア会場のイベントコーナーで技術講演を実施しているが、今年の「ハムフェア2017」で行った「アンテナ利得大研究~高利得がベストではない??~」の資料をこのほどPDF版で公開した。アンテナの利得と指向性についてがわかりやすくまとめられている。
JAIA技術委員会が今年、ハムフェア2017で行った講演は「アンテナ利得大研究」と題したもので、JAIA加盟のアンテナメーカーである第一電波工業の生産技術部に所属する小林 航氏が担当した。講演の概要は「皆さんがアンテナを購入するとき、利得の大きさを重視されたことがあるかと思います。利得が大きいほど性能の良いアンテナと思われがちですが、使用する環境によっては必ずしもそうではない場合があります。本講演ではそのカラクリを解説し、アンテナ選びのお手伝いが出来ればと思います」というもので、約50分間にわたり、アンテナの「利得」が意味するところと、指向性についてをわかりやすく説明した。
その際のプレゼンテーション資料(PDF版、35ページ)が、同工業会のWebサイトでダウンロードできるようになった。アンテナの知識を付けるには格好の資料といえるだろう。このほかJAIAのWebサイトには、ハムフェア2013~2016で講演した際の資料も保存されている。
●関連リンク:
・アンテナ利得大研究~高利得がベストではない??~ PDF形式(JAIA)
・JAIA 情報コーナー(過去の講演資料も掲載)
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